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第10回

フランス海岸樹皮エキス“ピクノジェノール”を世界中で展開

ホーファー・リサーチ社 最高執行役員代表取締役副社長 ビクター・フェラーリ氏


抗酸化素材として名高いフランス海岸松樹皮エキス“ピクノジェノール”。権威ある学術誌に論文が次々掲載されていることでも知られる。この素材を全世界に向けて販売しているのが、ホーファー・リサーチ社。同社のビクター・フェラーリ最高執行役員代表取締役副社長に、市場規模や素材の優位性などについて聞いた。

ビクター・フェラーリ氏 写真

Q:“ピクノジェノール”の市場規模はどのくらいですか?

“ピクノジェノール”は1973年に開発されこれまでに米国、日本をはじめ世界50ヵ国以上で販売されています。 “ピクノジェノール”の市場規模(小売ベース)についてですが、世界中でサプリメント、ドリンク、化粧品など600アイテム以上が販売され、市場規模は恐らく6〜7億ドル(730億円〜840億円)に上っていると思われます。内訳は、米国が50%、アジアが25%、ヨーロッパなどの国が25%のシェアを占めております。

Q:ピクノジェノールは多くのエビデンスがあることが知られておりますが、どのくらいの文献が発表されているのでしょうか?

これまで、ピクノジェノールは6000人近い被験者によって220以上の臨床治験が文献として発表されています。そして、私達は常に毎年新しい治験、新しい分野の治験を行っております。それらの治験内容は米国のNIH(National Institutes of Health:国立衛生研究所)が管理する「メッドライン(MEDLINE)」でご覧頂くことが出来ます。医学分野における代表的なデータベースとしてなじみの深い学術的文献のサーチエンジンWebサイトに「メッドライン」は審査のある学術誌の文献しか掲載されません。「メッドライン」で“ピクノジェノール”を検索すると現在133件にヒットします。ピクノジェノール以外でもいくつかヒットしますが、そのうち、約98%が“ピクノジェノール”を使用して取得した治験データに関するものです。

Q:“ピクノジェノール”市場の伸長率はどのくらいですか?

最近6〜7年前からは、毎年2ケタ増の伸び率です。考えられる要因として、健康食品業界に一般消費者の方々の“ピクノジェノール”の認識が高まりによるものだと考えます。科学的データを重んじる日本では特にピクノジェノールがまだまだ広がると考えています。

Q:“ピクノジェノール”は様々なデータがありますが、ピクノジェノールの特徴はどのような点になるのでしょうか?

ピクノジェノールは主に次の4つの特徴に分けて説明しています。まず1つ目に抗酸化作用です。ピクノジェノールは高い抗酸化能力があり、その抗酸化作用はビタミンCの340倍、ビタミンEの170倍です。2番目に抗炎症作用です。ピクノジェノールは炎症や痛みの元となる因子のNF-κBを抑制することを立証しています。3番目にコラーゲン結合作用があります。ピクノジェノールは健康な皮膚の元になるコラーゲンやエラスチンと強く結合する作用、保護する働きが確認されています。そして最後にピクノジェノールは収縮した血管を弛緩させる血流改善効果が認められております。

Q:最近の研究動向は?

現時点で投稿されていない文献はたくさんありますが、投稿されているものからお話すると、最近はホルモン療法と比較したピクノジェノールの子宮内膜症の改善に関する試験があります。石川県七尾市の恵寿総合病院産院院長の小濱隆文先生は妊婦の方に補完的にピクノジェノールを摂取していただきました。子宮内膜症の治療としてホルモン療法を選択される方も多いようですが、やはり副作用の心配や同時に治療している期間は妊娠しにくいと言いう不安要素もあります。しかし、詳しい因果関係は分かっておりませんがピクノジェノール摂取群の中で子宮内膜症の改善以外になんと5名に方に子供が授かったという嬉しい報告もありました。

そして糖尿病に関するデータや最近話題に上るメタボリックシンドロームに対するデータなども充実してきております。これから1年半ほどの間に、約30件の文献を投稿することを目標にしています。

Q:日本のマーケットについては、どういう印象をお持ちですか?これから“ピクノジェノール”を広げていくためには、どうしたら良いとお考えですか?

日本市場はほかの国と比較すると特に安全性とエビデンスをとても重視しているという印象を持ちます。消費者が安全性や効果、素材そのものに興味を持ってくれるということは私達にとっても大きな刺激になります。今後の市場拡大ですが、私達の強さは豊富な臨床データを多くの科学者、臨床現場のドクター、一般消費者に対しメディアなどでピクノジェノールの正しい情報や優位性を伝えてコミュニケーションを取っていくようにします。去年の11月6日には雑誌「News Week」に“ピクノジェノール”の循環器系と糖尿病に対する紹介記事が掲載され、世界中で大きな反響を呼びました。

そして今年1月、日本でピクノジェノールの正しい知識を普及・啓蒙するという目的で「ピクノジェノール臨床研究会」を設立しました。医師や研究者、ピクノジェノールユーザー企業など多くの方々と情報を共有し、これから新たな研究データを発表する予定です。

Q:日本以外の一部の国ではピクノジェノールは医薬品に認められていると聞きましたが?

現在ピクノジェノールはギリシャ、ベネズエラ、チリ、コロンビア、スイス、ペルー、エジプトの7カ国で医薬品(OTC)として販売されています。

Q:“ピクノジェノール”はサプリメント以外でも使用されているのですか?

塗布の場合でも美肌効果が証明されているので、化粧品原料としても多くの企業に採用されています。飲料、ダイエット時や糖尿病患者のための代替食品のシェイク・バーなどにも応用されています。そして抗炎症作用により口内炎を改善することや“コラーゲン”や“エラスチン”と結合することで歯茎を引き締め、歯垢を抑制する効果もあり北欧の国ではピクノジェノールはチューイングガムや歯磨き粉、マウススプレーとして販売されています。

Q:どのような抽出法でピクノジェノールは精製されるのでしょうか?

既に製法特許を取得しておりますがピクノジェノールは水とエタノールのみを使用する特殊な製法で抽出しています。抽出工場はフランス・ボルドー地方に生育するフランス海岸松の森の中にあります。ピクノジェノールはフランス海岸松を伐採後、鮮度を落ちるのを防ぐため48時間内に抽出されます。同じ植物でも違う抽出方法になると有効性の成分の量や濃度が異なってきますので、私達は有効成分を常に一定に保つように規格化しています。

Q:日本の製品メーカーにメッセージはありますか?

私達ホーファーリサーチ社は第一に安全性と有効性を重視しております。そして、妥協することなく常に新しい情報を皆様に提供することを使命としております。是非、今後の商品開発にピクノジェノールをお役立ていただければと思います。


ホーファー・リサーチ社
最高執行役員代表取締役副社長
ビクター・フェラーリ氏
スイスのパレスホテルのマネジャーとして勤務後、当時のホーファー・リサーチ社の社長と知り合い、96年に入社。

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