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第3回

ハーブティから世界の自然食品まで上場も視野に入れた展開

日本緑茶センター(株) 代表取締役 北島勇氏


日本でハーブのパイオニアであり第一人者といえる存在が、日本緑茶センター(株)の北島勇社長である。今でこそ街中にハーブが溢れるが、創業時の1969年はハーブといえば漢方のハブや毒蛇のハブと勘違いされるような時代だった。そんな中、どうやって日本にハーブを普及させてきたのか、今後の事業戦略をどう考えているのか、聞いた。

北島勇氏写真

Q:御社は130年近い歴史を持つ、世界で超有名なハーブティーメーカー、ポンパドール社の総代理店ですが、なぜ、ハーブティーに着目したのですか?

当社の創業時というのは、日本がアメリカナイズされ、飲み物といえばコーヒーかコーラという時代でした。そんな中で、あらゆる食品添加物が日本に入ってきて、アトピーなど従来なかった病気が発生しています。医食同源と言いますが、私は、衣・食・住の中で食が、中でも飲み物は非常に重要だと考えています。日本茶しか飲んでいなかった時代は、アトピーのような病気はなかったのです。そこで、私は、日本人の体に合っているのは茶であり、それならば世界中のお茶を集めようと思い立ちました。色々と探しているうちに、日本に愛好心がある国の1つであるドイツでは、薬草(ハーブ)の歴史が長いことを知りました。中でも、ボンパドール社は信頼できる世界有数のハーブティーメーカーであることから、契約に至ったのです。
  今から思えば、21世紀を見据えた戦略だったと思います。ハーブは予防医学の観点からも注目が集まっています。予防医学の原点は正しい食べ物と飲み物ですから。

Q:ボンパドール社のブランド力があるとはいえ、ゼロからの普及は大変だったのではないですか?

まず、普及した理由の1つに「フラワーティ」というネーミングがあります。実際は、ハーブティーは花を使用しているものもあれば、葉、枝、実、皮、種、根を利用しているものもあるのですが、花が最も使われている部位なのでオシャレなイメージをつけようと名づけました。10〜20代の女性に購入して欲しかったからです。また、紅茶やコーヒーと並べて嗜好品の売り場で販売したことも成功の要因の一つです。日本茶店で売ると鰹節や海苔と並べて売られることになりますし、オシャレなイメージがなかった健康食品売り場で売るのもマイナスイメージだと考えたのです。見事にこれらの戦略は成功し、若い人にハーブ=オシャレのイメージを与えることに成功しました。

Q:今、一番売れている商品は何ですか?

出荷が間に合わない状態なのが、ボンパドールのハーブティー「ペパーミント」です。健康雑誌「ゆほびか」7月号で毒出しジュースの材料として紹介されたのです。TVなどマスコミで何度も紹介されました。これからは、今までのように薬を飲んだり注射器で体内に薬液を注入するというプラスの考え方ではなく、農薬など体内に溜まった悪いものをマイナスするという考え方が注目されると思います。2番目が「マリンコラーゲン配合インスタントローズヒップティー」、3番目が岩塩とハーブの調味料「クレイジーソルト」です。「クレイジーソルト」は、もう25年目になるロングセラー商品。ボンパドール社の総代理店ならと、当時国内は専売公社の塩しか売っていなかった時代に米国のメーカーから売り込みに来たのが「クレイジーソルト」なんですよ。普通、商社というと、新しい商品を探して世界を飛び回っているものですが、当社の場合、今でも「商品を扱ってほしい」という売り込みもかなりあります。

Q:OEMも積極的に行ってますね。

名前は出せませんが、世界的に有名なテーマパークや著名ブランドショップのPB商品を作ったり、有名ファーストフードやレストラン、ホテルに原料提供を行ったりしています。当社直営の小売店の店名でブランドを築いた後、メーカーや問屋にそのブランドの商品の販売を提案するというのが、当社のやり方です。

Q:商社として輸入販売するだけでなく、オリジナル商品の開発にも乗り出していますね。

先ほどの「マリンコラーゲン配合インスタントローズヒップティー」もそうです。顆粒タイプで、ローズヒップの、レモンの24倍入っている天然のビタミンCと、海の魚からとったマリンコラーゲンの相乗効果で美肌が期待できる商品です。オリジナル商品の中でも自慢なのは、日本発の初めての花茶として開発した「スィートサクラティー」です。これは、宇宙飛行士の毛利衛さんがエンデバーに乗って宇宙に持っていって、宇宙で桜の水中花を作ったものなんです。桜の花を塩漬けにした従来のものではなく、咲く寸前の花をアルコール漬けにすることでお茶にしました。20年かけて開発し、特許も取得しています。オリジナル商品の開発は、今後も積極的に進めて行く考えです。

Q:96年には、日本で初めて中国茶カフェ「茶語」を今やアジアを代表するグラフィックデザイナー、アラン・チャンのプロデュースで新宿・タカシマヤタイムズスクエア6Fにオープンさせましたね。

中国茶を中心に、紅茶、緑茶、フレーバーティー、ハーブティー、マテ茶、フルーツティなど厳選された70種のお茶を世界各地から取り揃え、茶器の販売も行っています。料理はフレンチです。なぜ中国茶にフレンチかというと、唯一、うまみ調味料を一切使わず塩、胡椒をベースにした味付けで体に害の無い料理だからです。また台湾や中国茶館というと色彩が暗いのですが、内装は自然の色の代表であるである緑や茶、白、灰色で統一し、明るい雰囲気をかもし出しています。二胡の演奏会や京劇の説明会、茶藝の会などを行い、文化の発信拠点にも活用しています。そういったことで、短い時間で癒されるのかどうか分かりませんが、イートインスペースの回転率は高いんですよ。
現在、イートインできる店舗とできない店舗をあわせ、9店舗展開しています。「茶語」が15〜20店舗に達したらFC展開も行っていきたいと考えています。

Q:今年の5月に「日本中国茶普及協会」を発足させるなど、現在は中国茶に注力されているようですが、ほかに今後力を注いでいく分野はありますか。

世界の雑穀や色々な油を扱っていこうと考えています。

Q:現在はコーヒーを飲めるカフェが隆盛ですが、今後の時代をどう見ますか。

消費者は、コーヒーに飽きているのではないでしょうか。現代は女性の時代だと思いますが、女性はお茶の方が好きです。健康から考えても、ハーブティーはカフェインレスです。コーヒーはチーズケーキやドーナツとか個性が強いスイーツしか合いませんが、お茶はどんなスィーツにも合います。世界が和食ブームになっているのも、お茶に追い風になっています。和食の後はお茶でしょう!また、何と言ってもコーヒーにはコーヒー道がありませんが、お茶には茶道や茶芸、ティーセレモニーなど、つまり文化があることが大きな違いだと思います。ハーブティーを含めたお茶の世界が今後ますます発展することは間違いないでしょう。時代が要求しているので、上場も視野に入れています。


ハーブティーの先駆者は、ハーブティーというベースは変わらないが、すでにその目は先を見据えているようだ。今、そのビジネス分野は油や穀類といった自然の食品の原点にまで広がりを見せようとしている。製品と原料の輸出入、製造加工、卸し、小売り、カフェ展開の三本柱という川上から川下まで押さえたビジネス展開は、今後も目が離せなそうだ。


日本緑茶センター(株)
代表取締役 北島勇氏
東京出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒。日本緑茶センター(株)のほか、(株)ジャパン・グリーンティー各代表取締役。(株)塾友社取締役。大香港物産有限公司董事長。日本ハーブ協会連絡協議会理事。日本マテ茶協会事務局長。日本中国茶普及協会会長。台北之星實業股有限公司董事長。パシフィックウエスタン大学名誉薬学博士。ミント普及協会会長。東京商工会議所新宿支部評議員。『二十世紀を生きるティーライフ健康法』などの著書を持つ日本のハーブ業界の草分け的存在。

スィートサクラティー写真
▲オリジナル開発した「スィートサクラティー」
茶語店内写真
▲タカシマヤタイムズスクエア内にオープンした「茶語」
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