
主要な機能性関与成分は「カメリアサポニンB2」。新たに実証されたダイエットにおいては以下のメカニズムを発揮する。
【脂肪の分解を促進】
食べすぎや運動不足などで肥大化した白色脂肪細胞において、蓄えられた脂肪の分解を促進。これにより、脂肪がエネルギー源として使われやすい状態になる。
【骨格筋での脂肪燃焼(エネルギー消費)を促進】
AMPK-PGC-1α経路と呼ばれるエネルギー代謝に関わる経路を活性化させることで、骨格筋での脂肪燃焼(エネルギー消費)を強力に促進する。
ダイエットにおいて重要なのは、「分解した脂肪をしっかりと使い切る(燃やす)」こと。通常、分解された脂肪は運動などでエネルギーとして消費されないと、再び細胞に戻り蓄積される。だが、カメリアサポニンB2は脂肪の「分解」から「燃焼」までを一貫してサポート。そのため、効率的にカロリー消費量を高めるメカニズムとなっている。
より具体的には、白色脂肪細胞において蓄えられた脂肪の分解を促進し、さらにAMPK-PGC-1α経路を活性化させることで、骨格筋での脂肪燃焼(エネルギー消費)を促進。分解した脂肪を単に戻すだけでなく、しっかりと燃やすよう促すため、少しの運動でもダイエット効果が期待できる。
コロナ禍以降、在宅ワークが定着し、着座時間が伸び、一日の総運動量は減る傾向にある。一方で、ダイエットニーズは衰えることはなく、少ない運動でもカロリー消費を促したいという願望は変わっていない実情があり、同素材の独自性は強い訴求点となりうる。

健康な成人男女19名を対象に、カメリアサポニンB2を3mg含むカプセルを1週間摂取させた臨床試験において、明確なダイエット効果が確認されている。
安静時(座っている状態)の脂肪酸化量とMETs(消費エネルギー)が有意に増加した。体重50kgの人が7時間デスクワークをした場合、1ヶ月(20営業日)で427kcal、1年(240営業日)で約5124kcalもの消費エネルギーアップに相当する。
4km/hの歩行時(家事と同等の運動強度)の呼吸商※が低下し、脂肪燃焼が有意に高まることが確認された。
※体内で主に糖質と脂質のどちらがエネルギー源として使われているかを把握できる指標
これらのデータをもとに、新たな機能性表示として「日常生活(安静時や日常活動時)のエネルギーとして脂肪を燃焼しやすくする機能」などを謳うことを見据えている。
なお、現段階では「脂肪の燃焼」を確認した段階(1週間の摂取)にとどまっており、「継続摂取によって実際に体脂肪や体重が減るか(抗肥満作用)」については、今後の検証が待たれる。

同原料は、「安静時」の脂肪燃焼訴求ができる点が強みとなっている。
【届出表示例】
脂肪燃焼(関与成分量:3mg/日):日常生活(安静時や日常活動時)のエネルギーとして脂肪を燃焼しやすくする機能。(※別ヘルスクレームとして、関与成分量9mg/日で「末梢部位の体温を回復する機能」の表示も可能。)

機能性表示に対応する「温熱効果」は、ダイエット系素材としての悩ましい側面を中和するため、機能性表示と絡めると、より強い訴求が可能になる。
○「体感」でダイエット離脱を防ぐ
ダイエットサプリは効果を実感する前にやめてしまう人が多いのが課題。ツバキ種子の温熱効果による「ぽかぽか燃えている感覚」が消費者に実感を与えるため、継続意欲を高めることが期待される。
○運動習慣がない方向け(家事・デスクワークダイエット)
運動強度が低い日常の家事(掃除や洗濯など)や、デスクワーク中の座り時間をダイエットに変えるコンセプトが可能。運動とセットの燃焼系素材との差別化を図れる。

ツバキ種子エキス末ICは水溶性のため製品への配合が比較的容易で、ドリンクや錠剤をはじめ、幅広い製品形態に対応する。
【具体的事例】
サプリメント形状: 錠剤、ハードカプセル、顆粒
その他の加工食品: ドリンク、ゼリーなど
・製品化におけるポイント・注意点
幅広い剤形に対応できる一方で、製品化の際には注意点がある。ツバキの種子由来の特有の強い苦味があるため、とくにドリンクやゼリー、顆粒などの味わう形態にする場合は、美味しく摂取できるように味付け(マスキング)の工夫が必要となる。
サプリメントの枠にとどまらず、消費者のライフスタイルに合わせた多様な食品形態での製品開発が可能な素材であり、より手軽に摂取できる形態にすることで、生活習慣に取り入れてもらいやすくなりそうだ。