発明の遺伝子受け継ぐ食品メーカーが生み出した独自機能の乳酸菌「ヒアルモイスト乳酸菌」

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ヒアルモイスト乳酸菌

多様な機能を持つことで広く認知される乳酸菌。そうした中で、直接的に肌改善へアプローチするユニークな乳酸菌が開発された。腸内環境改善とは一線を画す、個性あふれる乳酸菌を生み出したのは日清食品グループ。インスタントラーメンを発明し、“還暦”を迎えた食品メーカーがいかにしてポテンシャルに満ちたニュータイプの乳酸菌へ辿り着いたのか――。

日清食品グループと乳酸菌

ラクトバチルス・ガセリ N320株

カップヌードル®のイメージが強烈な日清食品。乳酸菌とのつながりについては、にわかにはピンと来ないかもしれない。だが、グループ会社の日清ヨークは日本で初めて飲むヨーグルトを開発した乳酸菌の老舗。特保も販売するなどグループ全体としてみれば、実は乳酸菌は身近な存在だ。

そうした中で、日清食品グループは乳酸菌の研究を続け、市場ニーズに合った独自素材の開発を進めてきた。ヒアルモイスト乳酸菌(ラクトパチルス・ガゼリN320株)はその成果の一つだ。創業以来、これまでにないものを生み出す遺伝子を脈々と受け継ぐ同社だけに、同素材も乳酸菌の中でもユニークな特性を備えている。なんと、皮膚細胞にヒアルロン酸を作らせる働きが強いという。

 

ヒアルモイスト乳酸菌は、約1,000株からスクリーニングして辿り着いた独自乳酸菌

乳酸菌といえば、腸内環境を改善することで様々な健康効果をもたらすことが知られている。だが、ヒアルモイスト乳酸菌はそうしたアプローチとは一線を画し、直接的にヒアルロン酸の産生を促進する。同社が保有する微生物ライブラリー約1,000株の中からスクリーニングし、選抜した。

微生物ライブラリー約1,000株の中からスクリーニングし、選抜
 
研究拠点となった日清食品グループの研究所「the WAVE」

膨大な作業となるが、研究拠点となった日清食品グループの研究所「the WAVE」の最新設備や外部研究機関などとのスムーズな連携で、ヒアルモイスト乳酸菌に辿り着いた。

 
日清食品グループ「the WAVE」 グローバルイノベーション研究センターとグローバル食品安全研究所
 
ヒアルロン酸産生量他社株比較

そのヒアルロン酸産生量は、他社乳酸菌を圧倒する数値で、ポテンシャルは計り知れない。このスピード感と開発力は創業から60年、たゆまぬ努力で斬新な製品を開発し続けてきた同社だからこそ実現したといえるだろう。

 

ニーズに応えるためにあえてヒアルモイスト乳酸菌に挑戦

 
ヒアルモイスト乳酸菌

それにしてもなぜ、乳酸菌にヒアルロン酸産生を求めたのか。その理由は、マーケティングにより乳酸菌に求められる機能として、美容関連のニーズが高かったからに他ならない。難題にも憶することなくチャレンジする姿勢は、食創為世(世の中のために食を創造する)や美健賢食(美しく健康な身体は賢い食生活から)といった創業者精神の実践も根底にはあるだろう。

もっとも、本当の難関は、この次のステップだ。食品メーカーである以上、皮膚に塗布してヒアルロン酸産生を高めてもあまり意味がない。重要なのは、経口摂取した時にその効果が示されるのか、ということだ。また、ヒアルロン酸は皮膚に塗布してもほとんど吸収されず、口から摂取してもそのままの形で皮膚に届くことはないと考えられている。

 
ヒアルモイスト乳酸菌 実験データ
ヒト試験で効果を確認

ヒト試験は、皮膚の乾燥を自覚する被験者を対象に実施。被験者は、健康食品や美容成分配合化粧品を使用していない人を年齢、男女比を出来るだけ同一になるよう被験食群(ヒアルモイスト乳酸菌を含有する飲料100ml/日摂取)22名、プラセボ群(ヒアルモイスト乳酸菌を含有しない飲料100ml/日摂取)21名の2群に分けた。摂取は朝食後30分以内とし、期間は8週間で行われた。

皮膚の水分量改善結果
 
 
専門医による皮膚の乾燥所見(改善箇所)

その結果、皮膚水分量、皮膚科医による医師所見、アンケート調査のいずれにおいてもプラセボ群に比べて、ヒアルモイスト乳酸菌を含有する被験食群において、皮膚状態の有意な改善が認められた。中でも皮膚水分量で明確に有効性が示されたのは、乳酸菌における肌試験では特筆に値するといえるだろう。さらに実施時期が2月から5月の乾燥シーズンだったことを考慮してもその底知れぬポテンシャルの高さが示されたエビデンスといえる。

経口摂取により、皮膚状態改善効果を発揮することが証明され、難関をクリアしたヒアルモイスト乳酸菌。次なる課題は、そのメカニズム解明となるが、これらの研究により、ヒアルモイスト乳酸菌が美容効果を持つ乳酸菌の中でも極めてユニークな存在であることが鮮明になったことは大きな前進だ。

 
 

ヒアルモイスト乳酸菌を原料として供給

機能性表示食品

同社では今後、皮膚状態改善に関する機能性表示食品申請に向けて準備しながら、さらなる研究を積み重ねる一方で、ヒアルモイスト乳酸菌を原料として供給。「美健賢食」(美しく健康な身体は賢い食生活から)という創業者精神を体現すべく、その拡販を推進していく。

 
日清食品のその他の乳酸菌

リフレクト乳酸菌(T-21株)

リフレクト乳酸菌(T-21株)は、1990年に東京農業大学岡田早苗教授により長野県志賀高原にてツルコケモモ (洋名:クランベリー) から採取保管され、日清食品グループの研究所「the WAVE」にて花粉症等のアレルギー症状を抑える効果が発見されました。リフレクト乳酸菌 (T-21株)はラクトコッカス ラクティスという乳酸球菌の一種。ラクトコッカス ラクティスは、チーズやヨーグルトといった世界中で食べられる食材に含まれており、食経験が豊かな乳酸菌です。リフレクト乳酸菌(T-21株)の研究は今も続けられており、さらなる効果の発見が期待されています。

ラクトバチルス・ガセリ N320株
日清食品グループの研究所

研究所「the WAVE」の設立

日清食品グループは、2014年3月に研究所「the WAVE」を設立しました。the WAVEでは、「食足世平」(食が足りてこそ世の中が平和になる)、「食創為世」(世の中のために食を創造する)という創業者精神のもと、成長するためのドライブコアとなる新しい技術を生み出しています。the WAVEでの研究は、即席麺類だけでなく、チルド(冷蔵)や冷凍食品、ライス商品、菓子や乳酸菌飲食料品の開発機能を集結し、ジャンルの垣根を越えてさまざまな技術を融合させることで、未来に向けた新規技術の創出を図っています。

健康科学研究部

the WAVEに設置されている健康科学研究部では、「美健賢食」(美しく健康な身体は賢い食生活から)という創業者精神のもと、「健康」と「栄養」をテーマとした基礎研究や健康食品開発を行っています。「健康」の面では、特に、乳酸菌やビフィズス菌などの腸内細菌の研究に注力しています。日清食品グループとしての乳酸菌研究には50年の歴史があり、健康維持に役立つ乳酸菌の探索と製品化を進めています。「栄養」の面では、糖や脂質などの食品成分の代謝機構の研究を進め、栄養代謝を改善する素材の研究や製品開発を行っています。また、味覚に関する研究も推進し、美味しさを感じる機構の解明や、塩味受容の研究を基とする減塩手法の検討も進めています。

日清食品ホールディングス株式会社の会社概要

日清食品ホールディングス株式会社

≪事業内容≫
1. 即席麺の製造および販売
2. チルド食品の製造および販売
3. 冷凍食品の製造および販売
4. 菓子、シリアル食品の製造
  および販売
5. 乳製品、清涼飲料、チルドデザート   等の製造および販売

≪所在地≫
日清食品ホールディングス株式会社
グローバルイノベーション研究センター
〒192-0001
東京都八王子市戸吹町2100番
http://www.nissin.com/jp/about/
nissinfoods-holdings/outline/

ヒアルモイスト乳酸菌のお問い合わせはコチラ
 
インタビュー 皮膚研究に詳しい、岡山理科大学 工学部 バイオ・応用化学科 教授 安藤 秀哉氏
岡山理科大学 工学部 バイオ・応用化学科 教授 安藤 秀哉氏
ヒアルモイスト乳酸菌は、皮膚機能改善効果が確認されている新規の素材

岡山理科大学では、しみやしわなど、皮膚の老化現象を予防、改善する薬用化粧品を研究しています。従来のスキンケアは、天然成分や化学合成品を表皮に塗ることで水分や油分を補う表面的なケアが主流でした。近年は、皮膚の中にある保湿成分を補う目的で、コラーゲンやヒアルロン酸といった成分を塗布したり飲用したりする様になりましたが、これらは高分子のタンパク質と多糖なので、塗布したり飲用したりしてもそのままの形では真皮に届かないと考えられています。従って、より効果的なスキンケアを実現するために、皮膚細胞に直接働きかけることが望まれます。そのためのスキンケアとして、皮膚細胞を体の内側から活性化して若々しい肌に導いたり、細胞の再生を促して老化を防ぐなど、皮膚本来の“活力”を取り戻すための取り組みが始まっています。
ヒアルモイスト乳酸菌には、皮膚細胞がヒアルロン酸を作る働きを高める作用が認められ、ヒト試験においても経口摂取により皮膚機能改善効果が確認されている新規な健康美容素材です。現在も共同研究によりヒアルモイスト乳酸菌の機能性研究を継続しており、新たな発見があることを期待しています。

 
 
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グローバルイノベーション研究センター
〒192-0001
東京都八王子市戸吹町2100番
http://www.nissin.com/jp/about/nissinfoods-holdings/outline/
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