容器・パッケージ戦略 容器パッケージ情報室

食品をはじめ、化粧品、繊維製品、雑貨、医薬品、など、我々の生活範囲にあるほとんどのものが包装されています。その包装に用いる素材は、紙、プラスチックフィルム、アルミ箔、スチールです。

前回は容器包装の中からプラスチックフィルム、アルミ箔などを使用した容器包装‥いわゆる軟包装形態についてご紹介しましたが、今回はボックス容器‥いわゆるカートンについてご紹介します。
カートンとは「容器」という意味。箱状の容器と考えていただければ解りやすいのではないでしょうか。

以下に、食品、美容、医療品、その他日用品などで使われるカートン、ボックス容器包装を並べました。

今までも容器・パッケージ戦略でさんざん取り上げて来たペットボトル。
その形状、材質は中に入れる飲料により異なります。
今、お手元に2つ以上のペットボトルがあるのなら見比べてみてください。
ボトルの形、注ぎ口、硬さが違うはずです。

例えば‥‥‥‥
・注ぎ口が透明でボトルが円形になっている場合、このボトルを「耐圧ボトル」と呼び、サイダーやコーラなどの炭酸飲料に使われます。
・注ぎ口が透明でボトルが角形の場合、「常温無菌室ボトル」と呼び、コーヒー牛乳やミルクティーに使われます。
・ボトルが角形で注ぎ口が白の場合、「耐圧ボトル」と呼ばれ、お茶などに使われます。
・ボトルが円形で注ぎ口が白の場合、耐熱圧ボトルと呼ばれ、果汁や乳成分飲料などに使われます。

暖めて売られている飲料はこの、耐熱圧ボトルを使用しています。