Tie2(タイツー)を活性化する植物エキス(ツルレンゲ)の効果 アイケア、血流改善 バイオサイエンス最前線 File-4【健康美容EXPO】

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アイケア素材で知られるツルレンゲに高いTie2(タイツー)活性率
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アイケア素材で知られるツルレンゲに高いTie2(タイツー)活性化率「ツルレンゲ」「アイケア」「血流改善」アイケア素材で知られるツルレンゲに高いTie2(タイツー)活性化率「ツルレンゲ」「アイケア」「血流改善」

老化から血管を守るTie2(タイツー)を活性化する物質として、その存在が確認されているアンジオポエチン-1(Ang-1)。代替となる物質でもヒトの健康に大きく寄与することが期待されることから、これまでに数百種におよぶ有力植物エキスのスクリーニングが行われている。すでに有力素材として「ヒハツ」がピックアップされているが、

アイケア素材として高い効果が確認されているツルレンゲ

もそのひとつとして浮上している。

有力なTie2(タイツー)活性化物質のツルレンゲ

ツルレンゲ乾燥エキスFのTie2活性化作用

多くの植物エキスを対象にしたスクリーニングの結果、これまでに複数の素材の存在が確認されている。そうした中でツルレンゲも有力なTie2(タイツー)活性化物質のひとつとして浮上した。日本国内でなじみの深いレンゲ草と同じ仲間だが、日本には自生しておらず、中国などで見られる。その乾燥エキスFを使用したTie2(タイツー)活性化率をみる試験では、すぐれた結果が出ている。
表のようにツルレンゲ乾燥エキスFでは、濃度依存的にTie2(タイツー)の活性化率が上昇。800μg/mlでは、陽性対照のアンジオポエチン-1より強い作用を示した(右表参照)。

 
流れ出した色素の量(グラフ)
流れ出した色素の量(写真)
また、マイルアッセイ、すなわち、VEGF投与による血管透過性亢進に対するツルレンゲ乾燥エキスFの抑制作用を調べた結果でも濃度依存的に、漏れる色素量が減少し、血管の透過性が抑制された。つまり、アンジオポエチン-1同様に血管からの血しょう成分漏出を抑制することが確認された。
 

偶然ではないTie2(タイツー)活性化とすぐれたアイケア効果

前回までに説明したようにTie2(タイツー)の活性化は、血管を老化から守ることが分かっている。ツルレンゲは、アイケア素材として、これまでにすぐれた効果が実証されている。Tie2(タイツー)活性化により期待される効能のひとつに、「アイケア」があることを考えてもこの結果は、ツルレンゲのTie2(タイツー)活性化物質としての可能性をしっかりと裏打ちするデータといえよう。

視機能低下のメカニズム

視機能低下の原因のひとつには、視神経細胞の障害がある。外傷や炎症などで角膜奥の房水が滞留するなどで眼圧が上昇。網膜が圧迫され、視神経細胞が障害を受ける。また、眼圧上昇により、網膜上の血管も圧迫され、血流が悪化、虚血状態となる。その結果、酸素・栄養が不足するなどで、視神経細胞や周辺細胞にダメージが加わる。こうした視機能低下のメカニズムを考慮しても、ツルレンゲのTie2(タイツー)活性化による血流改善効果とアイケア効果は自ずと結びつく。

網膜虚血モデルによる視神細胞ダメージ防止作用

網膜虚血モデルによる視神経細胞ダメージ防止作用を調べる試験が行われている。ラットの前眼房への眼圧負荷により眼内の血流を遮断し、視神経ダメージを誘発。虚血後7日目に眼球を摘出し、組織学的検討を行った。



その結果、ツルレンゲエキス投与群(1650mg/kg)では、注射用水投与群、ブルーベリー投与群(1000mg)に比べ、神経細胞の減少が少なく、ダメージが抑えられていた。こうしたことからツルレンゲエキスが眼球の神経細胞数減少を抑制し、視力低下や緑内障などの予防効果が期待できると考えられる。

ラット眼球組横断面写真

ヒト試験による眼精疲労改善作用

目の疲れやすい成人女性11人を対象にツルレンゲ乾燥エキスFを1日1回400mg、4週間連続摂取し、眼科検査(視力、フリッカー値)およびVASアンケートを実施した眼精疲労改善作用の実験も行われている。



その結果、眼科検査では、負荷による視力の悪化が抑制され(図A)、視神経機能向上が認められた。眼精疲労を主観的に評価するVASアンケートでは目の疲れや目の痛いといった感覚的な心身疲労度の改善などの効果が認められた(図B)。目の疲労に起因する肩や腰のこりなども改善効果も認められた(図C)。摂取して負荷作業を行った場合には、摂取しなかった場合に比べ、目の疲労による肩や腰のこり、頭痛といった感覚的な心身疲労度の改善などの効果が認められている。

眼精疲労改善作用/ヒトボランティア試験図

アイケア素材の枠を超えた展開に大きな期待

いずれも根本は血流の悪化に起因するものであり、ツルレンゲがTie2(タイツー)活性化を促進する有力物質であるという事実とシンクロする。今後、ツルレンゲにおけるTie2(タイツー)活性化の試験が積み重ねられることにより、アイケア素材としての枠を超えた可能性にも大きな期待が広がる。

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Tie2(タイツー)とは

血管内皮細胞に発現する受容体型チロシンキナーゼ(タンパク質のチロシン残基をリン酸化する酵素)で、最近老化に深くかかわっていることが明らかとなってきた。さらに、血管形成に関連して皮膚表皮細胞、軟骨細胞などにも作用すること、さらには脂質・糖・エネルギー代謝にもかかわっていることがわかってきており、その生物学的作用の多面性が注目されている。

アンジオポエチン-1とは

(Angiopoietin-1:Ang1)
血管内皮細胞と壁細胞の接着を促進することにより、血管の安定化に寄与する因子。Tie2受容体を介して作用を発現するタンパク質。

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