体外受精(IVF)を受けた女性に偽鍼(はり)治療(placebo acupuncture)を行った場合の全妊娠率は、実際の鍼治療を行った場合に比べて有意に高いことが、香港大学の研究によって示された。
鍼治療では、身体の特定の場所に細い針を挿入するが、偽鍼治療では、一見同じだが先の丸い針が使用される。針を皮膚に押しつけるとハンドル内に針が引っ込むが、皮膚に挿入された感覚はあり、挿入されているように見える。同大学産科婦人科准教授のErnest Hung Yu Ng博士らは今回、女性370人を対象に、胚移植日に鍼治療または偽鍼治療を実施した。
その結果、偽鍼治療群の55.1%、鍼治療群の43.8%が妊娠し、偽鍼治療群の全妊娠率は有意に高かった。また、統計学的有意差は認められなかったが、偽鍼治療群のほうが、臨床妊娠、継続妊娠、生存分娩、胚着床の割合が高かった。両群とも、治療後に子宮の受胎力や患者のストレスレベルの測定値が有意に変化したことから、偽鍼治療は鍼治療群に対する効果のない対照としてではなく、実際に影響を及ぼす可能性が示唆された。
Ng氏は「偽鍼治療は指圧と似ているため、妊娠率を向上させるには十分である」と述べるとともに、実際の鍼治療によって妊娠率が低下する可能性のあることも指摘。ただし、「これまでに行われた研究のメタ分析では、対照群に比べて鍼治療群の妊娠率のほうが高く、実際の鍼治療がIVFの結果に悪影響を及ぼす証拠はない。今後は、いずれの形の鍼治療も行わない対照群を加えた比較試験が必要である」としている。
研究結果は、医学誌「Human Reproduction」オンライン版に11月12日掲載された。(HealthDay News 11月13日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=621308
Copyright © 2008 ScoutNews, LLC. All rights reserved.
炭酸飲料を1日2缶以上飲む女性ではそうでない女性に比べて、腎疾患の初期徴候が2倍の頻度でみられることが、米国の研究によって示された。ただし、炭酸飲料を多く飲む男性やダイエット炭酸飲料を飲む人ではリスクは増大しないという。米ロヨラ大学(シカゴ)ヘルスシステム予防医学・疫学部助教授のDavid Shoham氏らは、...
今すぐ、ケータイでアクセス!
健康美容ニュースの全ての記事がケータイで読める様になりました!