患者の29%が圧迫性ストッキングを正しく使用しておらず、26%がサイズの合わないものを使用していることが、米国の研究によって明らかにされ、米医学誌「American Journal of Nursing(看護学)」9月号で報告された。
圧迫性ストッキングは、肺塞栓症などの合併症や死亡の原因ともなる深部静脈血栓の形成を予防する働きがある。米プレスビテリアンPresbyterian病院(ダラス)のElizabeth H. Winslow氏らは、外科手術後、病院で回復を待つ女性119人、男性23人を対象に研究を行った。
その結果、37人が股下タイプ、105人が膝下タイプを使用しており、使用法やサイズの問題は、股下タイプを使用している患者と過体重の患者に多く、股下タイプは膝下タイプに比べて不快である傾向が認められた。患者の20%は使用目的を理解しておらず、研究者らは、この理解不足が正しく使用されない要因の1つと思われるという。
圧迫性ストッキングは、血流を促し、特に深部の静脈に形成される静脈血栓のリスク低減させる。多くの研究で、単独あるいは薬剤などとの併用で、術後の深部静血栓率を低減させることが示されている。
Winslow氏は「段階的圧迫性ストッキングのサイズや使用の問題は全国的にみられる。この研究はこの問題を体系的に分析し、診療を改善する方法を勧める初めての研究の1つである」と述べ、今回の知見に基づき、膝下タイプを標準の長さとし、適切な使用法に関して看護師や患者に対する教育を充実させることを勧めている。(HealthDay News 8月20日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=618582
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