米国の10代若者は、にきび(アクネ)をなくすためなら大金を支払ってもよいと考えていることが、米サンフランシスコの高校生266人を対象とした研究によって明らかにされた。
米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のCynthia L Chen博士らによる研究で、10代の若者は、にきびを完全になくすために平均約275ドル(約3万円)を支払い、また50%の除去(10ドル)や除去してもにきび跡(瘢痕)が残る状態(0ドル)よりも、100%の除去(100ドル)に対してより多く支払うつもりであることが示された。
また、保護者は、子どものにきびを完全になくすために250ドル、100%除去に100ドル、50%除去に100ドル、にきび跡の残る除去には0ドルを支払うと答えた。重症の10代若者はさほど重症でない若者に比べて、除去に対してより多くの時間と費用をかけることを望んでいた。研究結果は、医学誌「Archives of Dermatology(皮膚科学)」8月号に掲載された。
にきびは、10代若者のほとんどにみられ、不安や抑うつ、困惑、社会的問題の原因となりうる。無作為化盲検プラセボ(偽薬)対照試験では、局所過酸化ベンゾイルや局所レチノイド、経口抗生物質などによる3~4カ月間の従来のにきび治療で、病変数は40~60%減少することが示され、顔面のにきび跡発生率は95%になることが示されている。
Chen氏らは「にきびによる心理社会的影響の低減は臨床管理を左右する原則の1つ。完全除去に対する思春期若者の強い希望は、皮膚科医が臨床データと患者の期待とを比較考慮する必要があることを示唆している」という。また、米アイオワ大学病院(アイオワシティー)のMarta J. VanBeek博士は同誌の論説で、患者に対するこの種の質問票は患者ケアの改善に有用と思われるとしている。(HealthDay News 8月18日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=618518
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