自閉症スペクトラム障害(ASD)の多くの小児は、人よりもロボットを相手にしたときのほうが、より相手に興味を示すようだ。
シャボン玉を吹いたり、ラッパを鳴らしたり、表情を作ることもできる社会支援型ロボット(SAR)が、ASD患児の発語や相互作用を増大させるとの研究報告が、南カリフォルニア大学ビタビViterbi工学部の研究者らによって行われた。
米シカゴで6月に開催された会議では、ASDの患児とシャボン玉を吹き車輪で動くロボットとの組み合わせで、自動的に作動するロボットと患児がボタンを押したときに作動するロボットにおいて、患児の反応を比較した研究結果が報告された。
研究では、ロボットの行動は、患児の社会的行動(人対人の相互作用と人対ロボットの相互作用)に影響を及ぼし、随伴的に反応するロボットに対する患児の社会的行動は、無作為に反応するロボットに比べて多いことが明らかになった。「全般的に、ロボットが付随的な動きをしたときに、患児はより社会的になるようだ」と同大学教授のMaja Mataric氏は述べている。
また、7月にギリシャ、アテネで開催された国際ワークショップでは、ASD治療に柔軟に対応できる有用なロボット製作の取り組みについて論じられた。Mataric氏は「SARは、患児自身と両親や兄弟の双方を助ける役割の一端を担うことが出来る」と述べている。(HealthDay News 8月7日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=617804
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