10代女子アスリートにおける月経停止のリスクを予測する方法が見つかったとの予備研究の結果が、米サンフランシスコで開催された米国内分泌学会年次集会(ENDO 2008)で発表された。
無月経は骨量低下を引き起こす重要な因子であり、不妊や骨折リスクを高める骨密度低下の早期発症を招く可能性があるが、一般女性での発症率は2~5%であるのに対し、女子高校生アスリートでは25%にもなるという。アスリートでは、激しい運動とカロリー制限によりエネルギー欠損状態となり、月経周期の異常が起きるためと考えられる。
米マサチューセッツ総合病院(ボストン)小児内分泌医のMadhusmita Misra博士らは、12~18歳の女性を対象に、さまざまなホルモン値を測定。特に、卵巣機能や月経機能を調節するホルモンの分泌を抑える可能性のあるホルモンのグレリンghrelinを検討した結果、無月経のアスリートのグレリン値は、月経のある女性やアスリートでない女性に比べて高かった。
また、グレリン値が高いほうがエストロゲンやテストステロンなどの性ホルモン値も低かった。Misara氏は「今回の知見は、思春期アスリートの一部にみられる無月経の原因が内分泌障害であることを示唆するもの。またグレリンは、エネルギー欠損状態と月経機能を調節するホルモンとを結びつける重要なものと思われる」と述べている。(HealthDay News 6月16日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=616457
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