2型糖尿病の男性は、体重よりも体調のよさで寿命が左右されるることが、米国の研究で示された。研究では、男性糖尿病患者が長生きするためには、体重よりも心肺・血管・筋肉機能を含めた良好な体調(physical fitness)が重要だとしている。
米ジョージワシントン大学病院(ワシントンD.C.)内分泌学のRoshney Jacob-Issac博士らは、VA(退役軍人)病院での糖尿病の男性退役軍人2,690人を対象に調査を実施。被験者のほとんどが、ボディ・マス・インデックス(BMI: 肥満指数に用いられる)において過体重、もしくは肥満に分類された。また、標準のトレッドミル運動負荷試験でのパフォーマンス(遂行能力)に応じて、低度、中等度、高度のフィットネスレベルに分けられた。
検討の結果、フィットネスレベルが高いほど、研究期間中の死亡リスクは低いことが明らかになった。例えば、正常体重あるいは過体重にかかわらず、フィットネスレベルが高ければ死亡リスクは40%低かった。また、肥満と分類されていても、適切なレベル(reasonable good shape)の人ではより劇的な傾向が認められ、7年の追跡期間中の死亡リスクは、フィットネスレベルの低い人に比較して52%低かった。
Jacob-Issac氏は「糖尿病患者は、身体的活動によりフィットネスレベルや運動能を改善し、少なくとも中等度のレベルまで向上させるべきである。減量も大事だが、体を動かすことも同じように重要」と述べている。また、今回報告された健康効果を得るには、1週間に少なくとも5日は早歩きのような中等度の強度の運動を30分以上行うべきであるとしている。研究結果は、先ごろサンフランシスコで開催された米国内分泌学会年次集会(ENDO 2008)で発表された。(HealthDay News 6月15日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=616453
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