冠動脈の石灰化プラーク部位でのカルシウム蓄積量だけではなく、分布度を測定する新しいカルシウム蓄積範囲スコア法(calcium coverage scoring)を用いることにより、心臓発作リスクの予測能力が向上することが、米国の研究で明らかになった。現在、冠動脈石灰化の標準的な評価はカルシウム量のみで、カルシウム蓄積の分布度は測定されていない。
研究著者で、米ワシントン大学(シアトル)生物統計学研究助教授のElizabeth Brown氏らは、「動脈硬化の多民族研究(Multi-Ethnic Study of Atherosclerosis)」において、石灰化プラークのある被験者3,252人と、ない被験者3,416人のCT画像を精査し、各症例のカルシウム蓄積範囲スコアを検討した。被験者の年齢は45~84歳で、中央値(median)41カ月間の追跡を行い、同スコアと心臓発作およびほかの心疾患イベントのリスクとの関連性を評価した。
その結果、カルシウム蓄積範囲スコアと糖尿病、高血圧症、脂質異常症(血中の脂質やリポ蛋白の異常な濃度)との間に強い関連性のあることが明らかになった。また、同スコアは、石灰化プラーク量の測定のみに比べ、将来的な心疾患イベントのより優れた予測因子になることが明らかになった。同スコアが2倍になると、心臓発作や他の重篤な心疾患イベントリスクが34%上昇し、全心疾患イベントリスクは52%上昇していた。
Brown氏は「カルシウム蓄積範囲スコアは、心臓発作や死亡など患者の有害な臨床転帰(アウトカム)のリスク評価を改善する可能性をもっている」と述べている。研究は、医学誌「Radiology(放射線医学)」6月号に掲載された。(HealthDay News 5月27日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=615814
Copyright © 2008 ScoutNews, LLC. All rights reserved.
歯のインプラント治療は、歯根管(root canal)治療に比べてより多くの継続治療(follow-up treatment)を必要とすることが、米国の研究で明らかにされ、インプラントを検討する前に自然歯(natural teeth)を保存するためのあらゆる努力をすべきであることが示唆された。米アラバマ大学バーミングハム校(UAB)のJames ...
今すぐ、ケータイでアクセス!
健康美容ニュースの全ての記事がケータイで読める様になりました!