オンラインで広く入手可能な減量サプリメント(栄養補助食品)には、心臓に悪影響を与える成分が含まれていることが多く、ラベルに警告されていないことが米国の研究で明らかになった。研究者によると、米国市場で2004年以降禁止されている有害成分も、こうした製品に含まれているという。
研究著者で米テキサス心臓研究所St. Luke's Episcopal 病院(ヒューストン)のAlireza Nazeri博士らは、Google、MSN、Yahooなどインターネット検索エンジンに「ダイエット薬diet pills」や「減量サプリメントweight-loss supplements」という用語を入力して12の減量サプリメントブランド名を引き出し、製品ラベルの成分をリスト化した。全部で60種類の成分があり、1瓶平均7.25種類含まれていた。ほとんどがハーブの抽出物で、それ以外はミネラル、ビタミン、その他の物質だった。
次に、これら成分と心臓疾患との有意な関連性を調査するために、MedlineやPubmedなどの医療データベースから情報を入手。心臓への致死性有害作用の報告が1件以上ある成分を11種類特定した。12ブランドのうち8ブランドにこうした成分が含まれており、中には米国食品医薬品局(FDA)が2004年に使用を禁止したマオウ(麻黄)を含有する製品もあった。有害性が疑われる他の成分は、ビターオレンジ(トウヒ:橙皮)、カメリアシネンシス、緑茶、ソバ、ガラナ、朝鮮ニンジン、カンゾウ(甘草)、シネフリンHCl、無水カフェイン、シトラスアウランチウム(通称名:ビターオレンジ)など。
実際の商品名は明かされていないが、米ベイラー大学医学部(ヒューストン)のMehdi Razavi博士は、名前を明らかにすると、問題はそのブランドにのみ限られると誤解する人がいると説明。また、消費者レポートを発行する米消費者同盟西海岸オフィス(カルフォルニア州)代表のElisa Odabashian氏は、危険なのは、こうした製品とコーヒーなどカフェイン含有飲料とを同時に摂取することで、これは心臓にさらなる悪影響を与えると警告している。研究結果は、サンフランシスコで開催された米国心臓ペーシング(Heart Rhythm)学会年次集会で発表された。(HealthDay News 5月15日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=615417
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