米国で、少なくとも4,100万人に供給されている飲用水の中に、さまざまな処方薬や市販薬の成分が含まれていることがAP通信による調査で判明し、健康への影響が懸念されている。
今回の調査では、各科学的調査や政府の飲用水データベースの再検討、環境研究施設および水処理設備への訪問、多数の専門家および担当者との面談などを実施。その結果、以下のことが判明した:
・24の主要都市で利用される飲用水から薬剤成分が検出された。
・フィラデルフィアでは、処理後の飲用水に56種類の薬剤ないしその副産物が認められた。
・サンフランシスコの飲用水からは、性ホルモンが検出された。
・ニュージャージー北部で85万人が利用する飲用水からは、狭心症治療薬の代謝物および精神安定薬カルバマゼピンが検出された。
・南カリフォルニアで1,850万人に供給される飲用水の一部には、抗てんかん薬および抗不安薬が含まれていた。
・ワシントンD.C.およびその周辺地域の飲用水からは、6種類の薬剤が検出された。
人が服用した薬剤はすべて体内で利用されるわけではなく、余剰分はほかの老廃物とともに排泄され、最終的には汚水処理設備で処理され、川、湖、貯水池などに流される。AP通信によると、飲用水に認められる薬剤の濃度は極めて低く、人体への長期的なリスクについては正確にはわかっていないという。しかし、最新の研究ではこのような薬剤がヒトの細胞や野生生物に影響を及ぼす危険があることが示されている。(HealthDay News 3月10日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=613418
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