
米国の300万人以上の10代少女が、最も一般的な性行為感染症(STD)であるヒトパピロマウイルス(HPV)、クラミジア、単純ヘルペスウイルス、トリコモナスのうち1種類以上に感染していることが、米政府機関の新しい研究で明らかになった。研究者は「これは多くの若い女性が、不妊や子宮頸癌(がん)などSTDの未治療によりもたらされる重大な健康被害のリスクにさらされていることを意味する」と警告している。
米国疾病管理予防センター(CDC)のSara Forhan博士らは、2003-2004年米国健康栄養調査(NHANES)に参加した14~19歳の少女838人のデータを収集した。今回の研究には、この年代グループでは研究の初期段階で罹患率の低いことが明らかになった梅毒、淋病、HIVは含まれていない。
調査の結果、10代の少女群で最も一般的だったSTDはHPVとクラミジアで、ほぼ5人に1人が子宮癌や性器いぼと関連性のあるHPV株をもっていた。また、治療せずにいると子宮外妊娠や慢性骨盤痛、不妊をもたらすクラミジアは4%、トリコモナスが2.9%、性器ヘルペス感染者は2%だった。
Forhan氏によると、10代少女の50%が性経験を報告しており、同グループでのSTD罹患率は40%だった。また性交渉相手が1人のみと答えた若い女性でも、5人に1人がSTDに感染していたという。人種自体がSTDの危険因子とはならないものの、今回の調査では、アフリカ-アメリカ系の10代少女での感染率は48%であったのに対し、白人系少女では20%と差がみられ、ヘルスケアやコミュニティーの状況などが影響していると見られている。
研究結果は、シカゴで開催されたCDC2008 年STD 予防会議で報告された。(HealthDay News 3月11日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=613456
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