
出生時に低身長だった男性は、正常な身長で出生した男性に比較して自殺企図(念慮)が高く、さらに、暴力的な自殺を選択する割合が2倍以上高いことが明らかになった。暴力的な自殺とは、首吊り、銃やナイフの使用、高所からの飛び降り、車への飛び込み、入水など。
研究は、1973年~1980年に出生したスウェーデンの男性約32万人を対象に実施されたもので、出生時に低身長(47cm未満)男性の自殺リスクは、成長後の身長にかかわらず高いことが明らかになった。成人後の低身長の場合も自殺リスクが高く、出生時は正常でありながら成人後の低身長男性は、身長のより高い男性に比べて自殺企図が56%高かった。自殺企図は、身長が高いほど低かった。
研究では、低体重(2,500g未満)で出生し、成人後に正常な身長になった男性も暴力的な自殺企図が2.5倍以上高いことも明らかになった。また、早産で出生した(ゆえに低身長低体重)男性は、妊娠38週~40週で出生した男性に比較して、自殺企図が4倍以上高かった。
研究著者は、脳内化学物質のセロトニンがこうした結果を引き起こす因子ではないかと推測している。セロトニンは、脳の発達に重要な物質で、そのレベルが低いと衝動的で攻撃的な自殺行為の原因になるが、子宮内での成長が制限される早産などの状況が、セロトニンレベルに影響することが考えられる。研究結果は、医学誌「Journal of Epidemiology and Community」2月号掲載された。
(HealthDay News 1月25日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=611831
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