
以前の研究で得られた結果とは異なり、女性の特定の性格が乳癌(がん)リスクに影響しないことが、その後の追跡調査で明らかになった。オランダ癌研究所の研究者らは1996年に、乳癌発症と非情緒性(情緒的行動や自分の感情に対する信頼の欠如)との間に弱い関連性を見出し、これが乳癌との関係を結びつける唯一の人格特性とされていた。
研究者らは、初回の調査に参加した女性約9,700人において2回目の調査を実施。被験者は、非情緒性、怒り、不安、理解、楽観、感情表出など、人格特性に関する質問項目に回答した。5~13年の追跡調査期間に乳癌の診断を受けたのは217人だったが、特定の性質や性格が乳癌リスクに影響を与えるとする証拠は認められなかった。
研究著者は「以前に報告した非情緒性と乳癌リスクの関係は確認できなかった。つまり、乳癌発症に影響を与える心理的リスクファクター(危険因子)はないという結論に至ったが、これで腫瘍専門医は、乳癌の発症に性質は影響していないと患者を安心させられることになる」と述べている。
研究結果は、米医学誌「Journal of the National Cancer Institute」1月29日号に掲載された。(HealthDay News 1月30日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=612115
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