
男女が恋愛対象に何を求めるかについて、米国で行われた2件の研究で、これまで信じられてきた説を見直す結果が導き出された。一つは、「外見を重視するのは男性のみで、女性は体格や経済力を重視する」説は、「実際のデート相手を選ぶときは、男女とも外見を重視する」という結果を、もう一つは、「蓼(たで)食う虫も好き好き」説には、「自分の外見にかかわらず、相手は世界共通の基準で評価する」というものである。
米ノースウェスタン大学(イリノイ州)のPaul W. Eastwick氏らは、平均20歳の学部生163人を対象に、理想的な恋愛相手について30分のオンラインアンケートを実施。男性は外見を、女性は経済力を重視するという結果となった。1~2週間後、4分「デート」を複数回行う2時間のスピードデーティング(speed-dating)に全員が参加。その後実際のデートにつながった人は、理想の相手と現実の相手の特徴を1カ月間記録した。その結果、実生活の恋愛対象という点では、男女が同じように相手の外見に魅了されることが明らかになった。
一方、米コロンビア大学ビジネススクール(ニューヨーク)のLeonard Lee氏らは、会員が自分の写真やプロファイルを掲載し、人の魅力をランク付けしてデートの興味を記入する、オンラインデートサイト「HOTorNOT.com」のデータを分析。魅力的な人ほど相手の外見にこだわり、また、男女とも自分よりワンランク上の人を望むことが明らかになった。
Eastwick、Lee両氏は、男女とも、相手に何を望んでいるかが分かっていないか、あるいは理想的な相手の像を描く際に、大衆向けのカルチャー(文化)や性別に関する社会的通念(myth)を手掛かりにするために、誤ったロールプレー(役割演技)に陥っているのではないかと述べている。Eastwick氏の研究は医学誌「Journal of Personality and Social Psychology」2月号に掲載された。Lee氏の研究は医学誌「Psychological Science」に近く掲載予定。(HealthDay News 2月14日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=612621
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