普段は健康な人が、運動量を減らし、ファストフード中心の食生活を4週間続けると、肝臓障害や糖尿病前症(pre-diabetes)とされるインスリン抵抗性を急激にもたらすことが、スウェーデンの研究で明らかになった。
Linkoeping大学(リンチェピング)が実施した研究では、痩せ形で健康な男女18人が、1日の運動量を5,000歩までに制限し、ファストフード(なるべく著名なチェーンレストランの食事)を最低1日2食摂取した。目標は、1日の摂取カロリーを2倍にして体重を10~15%増加させ、肝臓への影響を検討すること。また、健康的な成人のもう一方のグループは、通常の食事を継続した。
その結果、肝酵素のアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)値が、開始後1週間以内に急上昇し、調査期間の4週間で4倍以上になった。研究者によると、ALTは実際、18人中11人で肝臓障害を示す値に達しており、1人は肝臓に不健康なレベルの脂肪蓄積がみられる「脂肪肝」の兆候を示していた。
またファストフード群では、インスリン抵抗性に関連する肝細胞の脂肪蓄積の急激な上昇が認められた。インスリン抵抗性は糖尿病や心血管疾患リスクを上昇させる。通常の食事グループでは、こうした影響は認められなかった。
全体的には、ファストフードを摂取し、運動量を減らした被験者では、4週間で平均14ポンド(約6.3kg)体重が増加しており、1人は2週間で26ポンド(約11.7kg)以上増加していた。研究結果は、医学誌「Gut」2月号に掲載された。
(HealthDay News 2月14日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=612679
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