
魚、新鮮な野菜や果物、豆類、ナッツ、乳製品、オリーブオイルが豊富な食事法は地中海食(Mediterranean diet)と呼ばれるが、妊娠中にこうした食生活をすると、誕生する子どもを喘息やアレルギー症状から守る可能性のあることが、ギリシャとスペインの共同研究で明らかになった。
研究者らは、母子468組を対象に、妊娠時から出産後6.5年まで追跡し、食習慣や、子どもの喘息やアレルギー症状を調査した。妊娠中の地中海食の実施状況は、約36%の母親が低レベル(質が低い)で、残りの母親は高レベル(質が高い)だった。誕生した子どもの約13%に持続性の喘鳴(ぜんめい)、17%にアレルゲン皮膚反応による陽性が認められ、約6%に喘息様症状と陽性の皮膚反応を認めた。
研究では、妊娠中に質の低い地中海食を摂取した母親に比べ、質の高い地中海食を摂取した母親では、喘息症状やアレルギーのない子どもが誕生する傾向が有意に高いことが明らかになった。
週に野菜を8回以上、魚を3回以上、豆類を1回以上摂取する母親から誕生した子どもは、喘息やアレルギーが最も少なく、逆に、赤身の肉を週3~4回以上摂取した母親の子どもでは、リスクが上昇していた。また、6.5歳時点での食習慣が喘息やアレルギーに与える影響はわずかであることも明らかになった。研究結果は、医学誌「Thorax」オンライン版に1月15日掲載された。(HealthDay News 1月18日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=611744
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