
認知症患者の診断からの平均余命は4年半であることが示され、英国医師会誌「British Medical Journal(BMJ)」オンライン版に1月11日掲載された。生存期間は、年齢、性別および身体障害の有無によって左右されるが、結婚歴や社会階級、地域社会(コミュニティー)で暮らすか老人ホームに暮らすかなどの社会経済的な因子による影響はみられないという。
今回の研究では、英イングランドおよびウェールズの地域集団ベースの研究に参加し、1991年から2005年まで定期的に認知症の検査を受けた65歳以上の1万3,000人強のデータを分析。14年間に438人が認知症を発症、このうち356人(81%)が死亡した。
最も若年(65~69歳)の患者では平均余命が10.7年、最も高齢(90歳以上)の患者では3.8年と、7年の差があることが判明。診断時からの平均余命は女性で4.6年、男性で4.1年であった。診断時に大きな身体障害のあった患者は、障害の最も少ない患者に比べ余命が約3年短かった。高学歴の人は低学歴の人に比べてわずかに余命が短かったが、統計学的に有意な差ではなかったという。
認知症診断後の余命に影響をもたらす因子がわかれば、医療従事者、患者、介護者および政策立案者にとっても役立つはずだと研究著者らは述べている。(HealthDay News 1月10日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=611609
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