選択的帝王切開で誕生した新生児は、経膣(自然)分娩や緊急帝王切開で誕生した新生児に比較し、呼吸障害リスクが4倍高いことが、デンマークの研究で明らかになった。
研究者らは、3万4,000例の分娩を分析。選択的帝王切開で誕生した2,687人のうち、妊娠37週で生まれた新生児は、経膣分娩の新生児より呼吸障害リスクが約4倍高く、38週では3倍、39週でも2倍高かった。
例えば、経膣分娩を選択して(経膣分娩と、緊急帝王切開を含む)妊娠37週で誕生した新生児の2.8%が一般的な呼吸障害を引き起こしたのに対し、選択的帝王切開の新生児では10%だった。妊娠38週では、その割合は1.7%対5.1%、39週では1.1%対2.1%だった。
選択的帝王切開で呼吸障害リスクが高くなる理由は明確ではないが、研究者らは、陣痛により発生する特定のホルモンや生理学的な変化が、新生児の肺の成熟に必要であることを示唆している。選択的帝王切開では、こうした変化が起こらないことが考えられる。ただし研究者は、選択的帝王切開を妊娠39週まで延期することで、リスクを大幅に軽減できるとも述べている。研究結果は、英国医師会誌「British Medical Journal(BMJ)」オンライン版に12月12日掲載された。(HealthDay News 12月12日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=610806
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