生きた癌(がん)細胞の表面は、正常な細胞に比べて70%以上の柔らかさをもつことが米国の研究で示され、科学誌「Nature Nanotechnology」で報告された。細胞表面の柔らかさは、肺癌、乳癌および膵癌で認められたという。
AFP通信によると、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームによるこの知見によって、見逃されやすい癌細胞の検出率が向上する可能性がある。
今回の研究では、癌の疑われる患者から体液を採取し、原子間力顕微鏡(atomic force microscopes、※試料と探針の原子間に働く力を検出して画像を得る顕微鏡)を用いて個々の細胞に圧力を加え、アームに取り付けた鋭敏な探針を用いて細胞表面を調べた。
「癌細胞と正常細胞の形状が似ている場合でも、機械的分析によって両者を区別することが可能であることがわかった」と、研究グループは結論付けている。正常細胞が癌化するときに柔らかさを増すことによって、癌細胞が身体のほかの部位に広がりやすくなるのだろうと研究グループは説明している。(HealthDay News 12月3日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=610557
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