
閉経後女性における5年間の股関節骨折リスクを予測するための基準モデルが、米国の研究者らにより開発された。基準となるアルゴリズム(診断手順)は、さまざまな人種の閉経後女性に適用が可能で、11の因子(項目)で構成されている。研究者は、5年内の骨折リスクを知ることで、患者は医療介入に対して生活習慣を変えるなどのインフォームドチョイス(同意による選択)が可能になるとしている。
米国立健康統計センターによると、米国では毎年32万9,000件の股関節骨折が発生している。高齢化が進む今後数十年間は、さらなる増加も予測されており、特に閉経後女性は、骨粗鬆(しょう)症による骨折リスクが高くなる。致命傷にさえなりかねない骨折をいかにして防ぎ、また、高リスクの人をどのように特定するかが重要な課題となる。
米カリフォルニア大学サクラメント校医学部内科学のJohn Robbins博士らは、リスクの予測基準となるアルゴリズムを考案し、米政府スポンサーの「女性健康イニシアチブ(WHI)研究」に参加した女性約10万人のデータを検討した。6万8,132人の女性で選択した11因子の正当性を確認し、二重エネルギーX 線吸収法(DXA)で骨密度の検査を受けた1万750人で試験を行った。
基準含まれる11因子は、年齢、自己申告による健康状態、体重、身長、人種、自己申告による身体活動、54歳以降の骨折歴、両親の股関節骨折歴、現在の喫煙状況、現在のステロイド使用状況、糖尿病の治療状況。
さらに多様な人口集団での確証が必要だが、他の専門家は「積極的な予防治療の必要な女性を正確に見つけ出す方法を提供してくれるもの」と述べている。研究結果は、米国医師会誌「J AMA」11月28日号に掲載された。(HealthDay News 11月27日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=610380
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