食習慣が心血管疾患の前駆(preclinical)症状に陥るリスクとして、他の因子とは独立した関係にあることが米国の研究により示され、米フロリダ州オーランドで開催された米国心臓協会(AHA)年次集会で報告された。
研究グループは、研究開始時点で心血管疾患のなかった女性約1,300人を対象に、食習慣について調べると同時に、心血管疾患の前段階を示す指標となる最大頸動脈内膜・中膜肥厚(CIMT)を評価した。その結果、「エンプティカロリー」と呼ばれる食習慣(empty-calorie dietary pattern)をもつ女性のCIMTは1.46mmで、「心臓によい」(1.18mm)、「小食」(1.22mm)、「高脂肪」(1.17mm)のそれぞれの食習慣をもつ女性に比べて有意に高いことがわかった。
この関係は、喫煙、コレステロール、肥満指数(BMI)および収縮期血圧(最高血圧)などの他の危険因子(リスクファクター)について調整しても、なお有意なものであった。
「エンプティカロリー」とは、総脂肪および飽和脂肪の摂取量や、デザート類や砂糖入り飲料による糖分の摂取量が多く、野菜や果物、微量栄養素の摂取が少ない食習慣を指す。このような食習慣に関する知見を利用して心血管疾患の予防を実施する必要があると研究グループは述べている。(HealthDay News 11月6日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=609719
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