
関節リウマチ(RA)の診断に新たな検査項目を1件追加し、現在行われている項目のうち2件を除外することで、疾患早期の患者をより多く特定し、臨床研究に登録できることが、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院(ボストン)の研究で明らかになった。
研究対象は、平均年齢54歳の同病院関節炎センターに通院中の患者292人で、発症期間は平均4年。抗CCP(シトルリン化蛋白)抗体検査を実施して、リウマチ結節と画像変化の検査を除外すると、患者を正確に診断できる割合が51%から74%に向上した。また、この方法を発症6カ月未満(結節や画像変化が明白ではない時期)の患者に適応すると、その割合は25%から63%に上昇した。
研究者のKatherine P. Liao博士は「現在、抗CCP抗体検査は、関節リウマチ診断を補完するために臨床の現場で広く利用されているが、現行の米国リウマチ学会診断分類基準には含まれていない。加えて、関節リウマチの治療は、今日では疾患の進行を遅延させたり停止させたりすることが可能になっている。深刻な障害が発生する前に、早期のうちに新しい治療法を試すことが重要だ」と述べている。
Liao博士はまた、「現行の関節リウマチの診断基準には、疾患の後期に初めて明白になる項目まで含まれている。診断基準を少し変更するだけで、より早期の関節リウマチ患者を正確に特定でき、より効果的な治療が可能となる」とも述べている。研究結果は、先ごろボストンで開催された米国リウマチ学会(ACR)の年次集会で発表された。(HealthDay News 11月11日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=609838
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