年を取れば動きが鈍くなるのが当然だと思い込んでいる高齢者が多いが、試験的プログラムにより、このような誤解は簡単に解消できることが示された。
今回の研究では、運動をしない65歳以上の高齢者46人を対象に、週1回1時間、計4回のグループセッションを実施。このセッションでは、健康指導員が「再帰属訓練(attribution retraining)」と呼ばれる技術を用いて、年を取れば運動をしなくなるのが普通だという考えを改め、高齢になっても運動を続けることが可能であると考えるよう指導を行った。毎回のセッションの後は、筋力、耐久性、柔軟性のトレーニングなど1時間の運動講座を実施した。
研究期間中、参加者の1週間ごとの歩行歩数(電子歩数計により測定)は2万4,749歩から3万707歩に増大(24%増)。また、精神的健康についてのQOL(生活の質)が改善され、日常の動作の困難や痛みが少なくなり、活力が高まったほか、睡眠も改善されたという。
研究を行った米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のCatherine Sarkisian博士によると、この再帰属訓練は、教育面では極めて大きな成功を収めているが、運動面の介入についてはこれまで試されていなかったという。この研究は、米医学誌「Journal of the American Geriatrics Society」11月号に掲載された。(HealthDay News 11月21日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=610144
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