一般的な風邪の原因ウイルスが変異した呼吸器系ウイルスによって、米国で過去18カ月に10人が死亡し、少なくとも140人が発病していたことが米国疾病管理予防センター(CDC)により報告された。
AP通信によると、このウイルスはアデノウイルスと呼ばれるファミリー(科)に属するもの。アデノウイルスは、通常は命に関わらない呼吸器系疾患の原因となるもので、肺炎や気管支炎などを引き起こす型が約50種類知られている。
今回の新しい型のウイルスによって、ニューヨーク、オレゴン、ワシントンおよびテキサスの各州で少なくとも140人が呼吸器感染症になったという。今年初めにテキサス州サン・アントニオのラックランド空軍基地で多数の兵士がこのウイルスに感染した際には、「ブートキャンプ(新兵訓練所)風邪」と呼ばれた。このときは19歳の訓練生が1人死亡している。
アデノウイルスには抗ウイルス薬があまり効かず、感染した場合は通常、安静、水分補給を指示されるほか、アスピリンを処方されるという。
CDCによると、この変異株が最初に同定されたのは、昨年ニューヨーク市で死亡した乳児での感染例においてである。この女児は当初健康にみえたが、急に食欲がなくなり、生後12日で死亡したとAP通信は報じている。(HealthDay News 11月15日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=610097
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