「デンタルスプリント」というプラスチック製のマウスピースがいびきの軽減に役立つことが、英スコットランドの研究で明らかになった。研究者は、スプリントのお陰で、わずらわしい鼻マスクや外科治療を避けられるとしている。いびきそのものは無害なケースが多いが、睡眠中に呼吸が中断する睡眠時無呼吸の徴候として現れる場合もある。
研究著者でCrosshouse 病院(キルマーノック)外科研修医のStuart M. Rebertson氏らは、健康を害するほどではないが、パートナーを悩ます程度のいびきの人を対象に2年間にわたる研究を行った。20人の被験者を2群に割り付け、一方は最初の3カ月間マウスピース治療を、その後3カ月間は鼻マスク治療を行い、もう一群はその逆の順番で治療を行った。
Robertson氏によると、マウスピースはボクサーが使用するものに似ているが、上下双方の歯に装着するもので、下顎(あご)を前方に出すことで呼吸を楽にし、いびきを軽減する。また、鼻マスクは機械に接続し、鼻から気管に空気を送り込むことにより、気道を開存させる。今回の研究では、被験者の8人がマウスピースを、5人は呼吸マスクを選択し、7人はどちらの治療も好まなかった。
米ミシガン大学(アナーバー)で睡眠障害治療を担当するRonald D. Chervin博士は、マウスピースは鼻マスクほどの効果はないとしながらも、人によっては大きな効果が期待できると述べている。研究結果は、ワシントンD.C.で開かれた米国耳鼻咽喉科・頭頸部手術学会(AAO-HNS)年次集会で発表された。
(HealthDay News 9月17日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=608298
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