小腸内部を撮像する小さなカプセル内視鏡を使用することにより、これまで診断することのできなかったクローン病を検出できることが、米国の研究で明らかになった。胃や腸の出血状態を診断するプセル内視鏡検査では、患者がカメラ内蔵のカプセルを飲み込み、8時間かけて消化管内を移動する中で1秒間に2枚の画像を撮影する。
米ウェイクフォレストWake Forest大学(ノースカロライナ州)の研究チームは、消化管からの原因不明の出血を評価するため、198件のカプセル内視鏡検査を実施した。その結果、過去に結腸内視鏡などの検査を実施しながら未診断だったクローン病を6例特定した。
研究者で消化器病専門医のRichard Bloomfield氏は「カプセル内視鏡の使用で、以前は診断が不可能、あるいは困難だった事例でも診断可能であった。今回の患者の中には、原因不明の出血で貧血になり、何年も輸血を受けている人もいた」と述べている。
クローン病の多くは結腸内視鏡検査で診断できるが、中には内視鏡が届かない小腸に発症する人もいる。Bloomfield氏は「カプセル内視鏡であれば、ほかの検査法では到達できない胃と大腸の間にある20フィート(約6m)の小腸を観察することが可能だ。簡単で痛みがなく、鎮静薬も不要」と述べている。研究結果は、フィラデルフィアで開催された米国消化器病学会(ACG)年次集会で発表された。(HealthDay News 10月19日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=609201
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