緑茶が、乾癬やふけや狼瘡による皮膚肥厚などの炎症性皮膚疾患の新しい治療法として有望であることが、米国の研究で明らかになった。従来の研究で、緑茶に炎症抑制効果のあることは知られていたが、今回、緑茶が遺伝性の乾癬マウスで皮膚細胞の増殖を遅らせることが示された。
研究著者で米ジョージア医科大学(オーガスタ)歯科部口腔生物学のStephen Hsu博士は「自己免疫疾患である乾癬では、皮膚細胞の増殖がコントロール不能となり皮膚が肥厚する。また、乾癬では、通常は感染を防ぐための免疫細胞が、炎症や皮膚細胞の過剰産生を引き起こすサイトカインの放出を促す」と述べている。
Hsu博士は「緑茶は、皮膚細胞のライフサイクルを制御する蛋白(たんぱく)遺伝子であるCaspase-14(カスパーゼ14)の発現を調節することで、乾癬や他の炎症性皮膚疾患の治療に役立つ」としている。
同博士は「カスパーゼ14は、分裂、死滅、皮膚バリア形成のタイミングを細胞に指示するが、乾癬ではそのプロセスが阻害され、古い細胞が死滅しないまま、新しい皮膚細胞の生成が始まる。このことが肥厚につながる」と述べている。研究結果は、医学誌「Experimental Dermatology」8月18日号に掲載された。(HealthDay News 8月20日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=607169
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