数万から数十万の遺伝子発現を一度に調べることのできるDNAマイクロアレイ(DNAチップ)を用いて腫瘍の解析を行うにより、治難性の癌(がん)患者の治療成績が向上することが、新しい研究により判明した。
米Oncology Care Associates腫瘍学ケア協会(ミシガン州セントジョーゼフ)のEric P. Lester博士は、自身が担当する進行癌患者7人に対し、どの薬剤が最も有効かを判断するために、DNAマイクロアレイを用いて患者の腫瘍を解析し、抗癌薬への良好な反応示す遺伝子の発現を調べた。
さらに、この遺伝子チップ解析の結果を用いて、それぞれの患者について個別の治療プランを決定して治療を行った結果、患者7人中4人で予想以上に良好な転帰が得られた。
Lester氏は「今回の知見により、比較的大ざっぱなレベルであっても、腫瘍の相対的な遺伝子発現に基づいて、個別に化学治療を行うことができる有望性が示された」と述べるとともに、「今回の研究は、遺伝子チップの技術を利用することによって、多角的で高度な知識に基づく優れたアプローチを生み出そうとしたものである」と同氏は述べている。この知見は、アトランタで開催された米国癌学会(AACR)主催の研究学会で発表された。(HealthDay News 9月21日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=608312
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