脳内に蓄積したアルツハイマー病に関与するアミロイド蛋白(たんぱく)を排除できる可能性が、米ロチェスター大学(ニューヨーク州)メディカルセンターの研究者が行ったマウスを用いた研究で示された。
今回の「脳から排出させる」方法は、アミロイドβ(ベータ)の蓄積という、多くの研究者が考えるアルツハイマー病の原因に対処したものではない。アミロイドβは、蓄積によりヒトの記憶信号を妨害し、非可逆的な(回復することができない)認知症を引き起こす。
研究者らは、蛋白が産生される原因を攻撃するのではなく、アミロイドβを吸収する体内能力を高める方法を見出した。この手法は、脳が脳内産生物質のレベルを低下させるよう「指示」するもので、アミロイドβの脳内量をコントロールする作用をもつ、溶解性の低比重リポ蛋白(LDL)受容体関連蛋白の変型を用いている。
研究では、マウスの脳内のアミロイドβレベルが85~95%低下した。研究者らは現在、この方法をヒトでの臨床試験に採用する作業を進めている。研究報告は米医学誌「Nature Medicine」8月12日オンライン版に掲載された。(HealthDay News 8月12日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=607281
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