甘味飲料による(冠)動脈の健康への影響度は、含有されている糖分の種類で異なることが、新しい研究で明らかにされた。研究者らは、過体重成人の動脈への脂肪沈着が、ブドウ糖含有飲料に比べ果糖含有飲料で多いとしている。
米カリフォルニア大学デイビス校のKimber Stanhope氏らは、過体重、肥満の成人に果糖含有飲料とブドウ糖含有飲料のいずれかを10週間摂取してもらい、動脈に対する影響度を比較した。被験者は全員、脂質30%、複合炭水化物55%のバランス食を摂り、そのうち13人がブドウ糖含有飲料を、10人が果糖含有飲料を摂取した。
9週間後に明らかになったのは、果糖含有群では、食後24時間のトリグリセライド(中性脂肪)値が摂取開始後2週間で上昇し、ブドウ糖含有群では逆に低下したこと。また果糖摂取群では、空腹時LDL(悪玉)コレステロールなどの数値が上昇したが、ブドウ糖摂取群にこうした変化は認められなかった。
研究者は「過体重や肥満者などメタボリック症候群や心血管系疾患の発症リスクのある人では、果糖含有飲料の過剰摂取は最低限、避けるべきである」としている。米国糖尿病協会(ADA)によると、果糖含有飲料の米国の消費量は、過去40年間で135%上昇している。研究結果は、シカゴで開催されたADA年次集会で発表された。(HealthDay News 6月23日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=605751
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