適量の飲酒をする人は、生涯禁酒する人やほとんど飲酒しない人、または深酒をする人に比較して、平均以上の健康状態にあることが米国の研究で明らかになった。適度なアルコール摂取が、心血管疾患や損傷、ひいては死亡リスクを軽減するということはすでに証明済みだが、今回は、飲酒量の健康状態に及ぼす影響が検討された。
研究は、米商務省統計局が2002年に実施した米国世帯調査に参加した成人約3万1,000人のデータを分析したもので、調査項目は、アルコール消費、健康関連の行動、慢性疾患など。適量の飲酒は、男性で1週間に4~14杯、女性では4~7杯と定義された。適量枠内の男性被験者で平均以上の健康状態を報告した人は、禁酒する人や以前少量飲酒していた人より1.27倍多く、女性では2倍多かった。
研究者で米カイザーパーマネンテKaiser Permanente医療グループ(カリフォルニア州)心臓病コンサルタントのArthur Klatsky氏は、適量の飲酒は、心血管疾患、特に動脈硬化や血栓による(虚血性)脳卒中を防ぐことで、健康効果が出るのだろうと述べている。
しかし、同氏と米マイアミ大学(マイアミ州)研究者のMichael French氏は、深酒は健康を害すると忠告。Klatsky氏は「誰が見ても深酒とわかるような飲み方は、健康に有害であり、社会的にも良い結果をもたらさない」と述べている。研究結果は、米健康関連学誌「American Journal of Health Promotion 」7/8月号に掲載された。(HealthDay News 6月29日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=606014
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