減量後の体重維持は可能であることが、米国疾病予防管理センター(CDC)医療疫学者のEdward Weiss博士らによる新しい研究によって示唆され、米医学誌「American Journal of Preventive Medicine」7月号に掲載された。
今回の研究でWeiss博士らは、1999~2002年の米国全国健康・栄養調査(NHANES)のデータを評価した。データには、過体重または肥満で、調査前年に最高体重の10%以上の減量した20~84歳の米国成人1,310人が含まれていた。その結果、減量した10人中約6人(58.9%)が体重低下を1年間維持しており、さらにそれ以外の7.6%では体重が減少し続けていた。
生活習慣に関する評価では、1日あたりの「スクリーンタイム」、つまりテレビや仕事以外でコンピューターの前で過ごす時間が長いと報告した人のほうがリバウンドする可能性が高く、スクリーンタイムが1日4時間以上の人がリバウンドする可能性は、1日1時間に制限している人の2倍であった。
また、健康増進のため推奨されているレベルの身体活動(中等度の運動を1日30分、週5日以上、または、激しい運動を1日60分、週3回以上行う)を行っていない人がリバウンドする可能性は、行っている人の2倍であった。さらに、メキシコ系アメリカ人のリバウンドの可能性が非ヒスパニック系白人の2倍であることも示されたが、Weiss博士は民族による体重維持能力の差についてはさらに研究する必要があると述べている。
米国栄養協会(ADA)の広報担当で米テキサス大学サウスウェスタン医療センター(ダラス)臨床栄養学助教授のLona Sandon氏は、「減量後の運動は任意というより、体重低下を維持するための義務となる」と述べている。同氏は、テレビを見るのをやめて、健康な体重になるよう生活習慣を変える、つまり運動だけでなく食生活も変えることを勧めている。(HealthDay News 6月6日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=605259
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