日常的なクロスワードパズルやsudoku(数読)などの高度な集中を必要とする作業が、集中力を研ぎ澄ます手助けとなり、精神を若く維持させることが、米国の研究で明らかになり、シカゴで開催された国際ヒト脳機能マッピング学会(OHBM)で発表された。
若年者に比較して、高齢者では自分が知覚した情報をより容易に混合してしまう傾向がある。感覚間統合sensory integrationと呼ばれるこうした状況は、気が散るような光景や音を無視して、決められた作業に集中することを困難にしている。
米Wake Forestウェイクフォレスト大学バプテスト・メディカルセンター(ノースカロライナ州)で行われた、65~75歳の高齢者23人を対象とした今回の初期的研究では、週1回1時間の集中トレーニングを8週行うことにより、注意散漫に対するブロック力と、集中力が改善することが明らかになった。セッションは、1対1のメンタルトレーニングか、グループ単位の脳エクササイズプログラムで構成され、作業中の被験者の脳血流と活性が、機能的磁気共鳴画像(fMRI)で分析された。研究は現在も継続中で、被験者数は66人になる予定。
同大大学院生のJennifer Mozolic氏は「集中力トレーニングが多感覚間統合を軽減するというわれわれの仮説を、行動および画像のデータが立証している。集中力トレーニングは高齢者の気の散りやすさを軽減させることにより、感覚情報処理を改善させる方法であることを示唆している」と述べている。
(HealthDay News 6月14日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=605497
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