満期産ながら低体重(5.5ポンド:約2,500g)で出生した小児は、咳(せき)、喘鳴(ぜんめい)、肺感染などの呼吸器症状の発症リスクが5歳まで高く、また、受動喫煙でそのリスクがさらに高まることがオランダの研究で明らかにされた。こうした出生時体重と呼吸器症状の関連性は、5歳以降には弱まり、7歳になると有意でなくなる。
今回の研究は、満期低体重出産の小児3,600人のデータを分析。その結果、39%が7歳以前に1回以上喘鳴エピソードを経験し、52%が夜間の咳を、37%が下気道感染を引き起こしていたことが明らかになった。研究者は、対象の70%が、7歳までに少なくとも1種類の呼吸器症状を経験したと報告している。
Erasmus MC/Sophia小児病院(ロッテルダム)小児呼吸器医学教授の Johan C. de Jongste博士は「体格や成熟度は肺が発達する上で重要な要因。胎内成長が停滞し、出生時体重が少ない新生児は、肺の成長が阻害されており、気道内径が比較的狭い。このことが肺機能低下を引き起こし、その後の呼吸器症状が多くなる原因となる」と説明している。
研究者らは、満期産の低体重児が出生後に二次喫煙に曝露すると、呼吸器症状のリスクが6%高まることも明らかにしている。研究結果は、米医学誌「American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine」5月第2号に掲載されている。(HealthDay News 5月16日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=604600
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