おいしい一かじりのダークチョコレートが、血管内腔を覆う内皮細胞の機能を向上させることが米国の研究で明らかになった。抗酸化物質のフラボノイドが、果物や野菜、ワインや緑茶と同様、カカオにも豊富に含まれている。フラボノイドを豊富に含む食事を摂取することが、心血管疾患リスクを低減につながるとしている。
米エール予防研究センター(コネチカット州)の研究者らは、BMI(肥満指数)が25(過体重)~35(30以上が肥満)の健康な45人を、無糖ココア、糖分添加ココア、プラセボ(偽のココア)をそれぞれ8オンス(約227cc))摂取する3群に割り付けた。被験者には、6週間にわたって高周波超音波を用いた、血流の増加に伴う上腕動脈の弛緩と拡張能を測定する内皮機能検査が実施された。
その結果、糖分添加ココア群(1.5%)やプラセボ群(0.8%)に比較して、無糖ココア群で弛緩と拡張能が2.4%と大きく改善した。研究者のValentine Yanchou Njike氏は「BMIが25~35の健康な成人では、短期間のダークチョコレート摂取により内皮機能が著しく改善することが示された。長期の無作為化臨床試験でより大きな効果が認められるだろう」と期待している。
同氏はまた、「今回の知見は、日常の食事でチョコレートをさらに多く食べることを勧めるものではなく、ダークチョコレートや他のフラボノイドを豊富に含む食事が心血管によいことに、もっと注意を払ってもらいたいことを示唆している」と述べている。研究は、先ごろニューオリンズで開かれた米国心臓病学会(ACC)年次集会で発表された。(HealthDay News 3月25日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=602964
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