睡眠の質が悪い女性では疼痛リスクが高くなることが、医学誌「Sleep」4月1日号掲載の研究で明らかにされた。研究者は、深夜の中途覚醒がある女性、当直の医療従事者、乳児の親のように睡眠が分断される女性では、痛みを抑制・コントロールをする自然のシステムが変化し、自発痛発生の可能性があるとしている。
健康な女性32人を対象に7日間行われた研究では、被験者はまず最初の2日間は中断することなく8時間の睡眠を取った。次の数日間は、中断せずに8時間眠る対照群、1時間に1回(全8回)起こされるFA(Forced Awakening)群、入眠時刻を遅らせ、一部睡眠を削減されるRSO(Restricted Sleep Opportunity)群の3群に割り付けられた。
6日目に、FA群とFSO群は合計36時間の断眠をし、7日目の晩に11時間の回復睡眠を行った。期間中、研究者は、被験女性の痛覚閾値(いきち)と、疼痛抑制を調査した。FA群の女性では、自発痛が増加したが、対照群とRSO群では、自発痛や疼痛抑制に変化は認められなかった。
研究者で、米ジョンズホプキンズ大学のMichael T. Smith氏は「我々の研究は、複数回の持続的な覚醒による分断睡眠は、疼痛抑制の自然なメカニズムの障害につながることを明らかにした。これが、慢性痛の発生、継続、悪化に中心的な役割を果たすと考えられている」と述べている。(HealthDay News 4月5日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=603190
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