減量効果のあることで知られるインドの薬草が、抗生物質治療に抵抗を示す尿路感染症に効果のあることが、米デューク大学(ノースカロライナ州)医療センターの研究で明らかになった。
尿路感染症における治療上の問題のひとつに、抗生物質により大腸菌の90%が死滅しても、膀胱内膜に細菌のコロニーが「隠れ残る」可能性が挙げられる。研究では、インドに生息するシソ科の植物コリウス(和名:キンランジソ)から抽出たフォルスコリン(forskolin)をマウスの膀胱に直接注入した結果、隠れたコロニーが洗い出されて、抗生物質の殺菌効果が認められた。
研究者で同大微生物学者のSoman Abraham氏は「わずかな数の細菌が、膀胱内膜に隠れ残って抗生物質による治療を生き延び、治療後に再度増殖するチャンスをうかがっている」と説明する。それが原因で、一度症状が治まっても再び感染症状が出るという。
Abraham氏はフォルスコリンについて、「アジアでは数百年にわたり、さまざまな種類の体調不良に使用されていたが、排尿痛の治療には常に使われていた」と述べている。フォルスコリンは、減量やボディービル用に人気のサプリメント(栄養補助食品)で、ハーブ製品の販売店で入手できる。ただし同氏は、尿路感染症患者でフォルスコリンを試したい人は、まず医師に相談するよう勧めている。(HealthDay News 4月8日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=603534
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