「喫煙やコーヒーを飲むことでパーキンソン病が予防される」という意外な可能性を示した米国での家族ベースの研究が、医学誌「Archives of Neurology」4月号に掲載された。
過去の研究でも、コーヒー摂取、喫煙、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の使用がパーキンソン病の予防になる可能性が報告されていたが、家族ベースでこの関連を調べた研究はほとんどなかった。
米デューク大学メディカルセンター(ノースカロライナ州)のDana B. Hancock氏が率いた今回の研究は、パーキンソン病患者356人(平均66歳)およびその家族317人(平均64歳)を対象に実施したもの。パーキンソン病患者は、罹患していない血縁者と比較して、喫煙経験者の比率が44%低く、現喫煙者の比率は70%低かった。また、コーヒーをよく飲むほどパーキンソン病になりにくく、総カフェイン摂取量とパーキンソン病発症に反比例の関係があることがわかった。しかし、NSAIDとパーキンソン病との間には関連がみられなかったという。
喫煙やカフェイン摂取がパーキンソン病の発症リスクを減らすメカニズムは明らかになっていない。このような環境因子が単独で作用しているとは考えにくく、遺伝子と環境の相互作用が重要であると考えられるという。パーキンソン病に関わる候補遺伝子について研究する上で、喫煙やカフェインを作用修飾因子として考慮する必要があるとHancock氏らは述べている。(HealthDay News 4月9日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=603475
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