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2010年12月13日
■FREE

ラジオが普及し始めた頃、それを最も恐れたのはレコード会社だった。

ラジオが無料で音楽を流してしまったら、レコードが売れなくなってしまうと思ったからだ。

しかし、ラジオの登場で大打撃を受けるどころか、レコード会社が最も恩恵を受けた業界となった。

人はラジオで流れている曲を聴けば聴くほど、それを有料でも欲しくなったからだ。

自分(自社)の持っている『価値』を無料で提供してしまったら、それ以降その価値に対してお金をもらえなくなる、と考える。だから価値を無料で提供することを恐れる。

しかし真実は逆で、無料で『価値』を与えれば与えるほど、もっともっとその価値を欲しくなるのが人の心情なのだ。

私も部下に、ブログで重要なノウハウを出しすぎると揶揄されるが、ブログを読んでくれた人ほど私に協力、発注をしてくれる。

これができれば、まず会社が傾くことはない。これとは何がご承知だろうか。

『技術力?』『マネージメント力?』『顧客満足度力?』『財務調達力?』 いいえ違います。

【新規顧客開拓能力】である。

改めて言うまでもないが、FREEを最も活用し、最も利益を上げている企業とは、他ならぬ【怪物Google】である。

アース、アナライティクス、Gメール、マップ、ストリートビューなど、有料ならいくら取られるの?と思えるようなバリューを無料で提供し、アドワーズやアドセンスで稼ぐ。テレビ局が番組を無料で放送し、CMや提供で稼ぐのと同じ。

もう一度言う。
渋谷駅前の通行人に向かって歌を歌うのと、あなたのコンサートに集まった人たちに歌うのとでは、その訴求力には雲泥の差であるように、新規顧客を無料訴求で集められるだけ集め、バックエンドで有料訴求を行う。

『信用』→『信頼』に変わってから商いを行う。これがFREE戦略である。

更に付け加えたい。
1ステップで『トップバリュー』を無料で提供し、集めたい対象の新規顧客を最大母数集め、2ステップで『有料でも欲しくなる』バックエンド商材を用意できればFREEマーケティングは完成するのだ。

力説したいのは、無料だからと『無料程度』の餌は『バリュー』とは言えない。あくまでも『トップバリュー』を無料提供するから母数が獲得できるのであって、半端な無料訴求は損をするだけであるということを肝に命じて欲しい。

携帯電話を無料で提供して通話料で稼ぐFREEモデルは、驚異的シェアを獲得できていないことを考えると簡単ではない。

では、消耗品である化粧品の本品をFREEで提供できる会社があれば、大成功できるのか。

無料によって、バリューダウンを起こさない商材がベストのようだ。

いずれにせよ、FREEの代表例であるGoogleという民間企業が、中国という大国にケンカを売った。

実はGoogleはアメリカ合衆国そのものがやってるんじゃないのか。と思うくらい神の域に達しようとしている。

投稿者 Kenkou : 2010年12月13日 10:48

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