はニトリだけではない。
ユニクロの服を着て
ABCマートの靴を履いて
サイゼリヤで食事をして
ニトリで買った家具と
ヤマダ電気で買ったTVで
生活している人がどれくらいいるのだろうか。
数十万人、いや数百万人いるかも知れない。
この数字は、『品質の悪さを安さでカバーする』時代の終わりを意味している。
幸せな時代であることは良しとして、大切なことはこれら世界レベルの小売業者の企業努力を忘れてはならないということ。
良いものはコストがかかる。だから大量なロットで単価を落とし安値を実現する。安いから大量に売らなければ利益が出ない。そのためには流通コスト、社員教育と簡単ではない。
かといって、ユニクロやABCマートが家賃の安い裏通りにあるだろうか。すべて一等地である。
アルバイトの時給300円でもなければ、新卒の初任給が最低賃金であるはずもない。
彼らの創業から起動に乗るまでにかかった重圧は、どれ程のものだったのだろうか。
どれくらい残業したのだろうか
どれくらいボーナスを払えなかったのか
どれくらい『やってらんねぇよ』と逃げ出した人がいるのか
どれくらい『いらねぇよ』と断られたのか
どれくらい『お願いします』と頭を下げたのだろうか
『もう諦めよう』と涙したことはないのか
彼らは、自分たちのサービスや商品を顧客目線で見て、『こんな品質の商品がこんな価格なら絶対欲しい』という顧客満足しか見えていなかったのだろう。
『この品質をこんな価格にしたら倒産するわ!』などと、目先の利益だけを見ている経営者からすれば、彼らのしていることは『リスク』以外のなにものでもない。
しかし、値段相応で『妥当』な商品やサービスを提供し続けることこそがリスクだと考えているのだろう。
『うわっ、安っ!』
『マジでこの値段!?』
『めっちゃ旨っ!』
と、信頼を積み上げていくほうが『リスク』が低いと考えているのだろう。
私も『お値段以上』を提供できる会社にしたい。
師走が近いほどそんな想いが強くなる今日この頃だ。

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