息子の中学受験が終わった。
小4で日能研の特進クラスに入る。低学年から始めた公文効果か偏差値69、頑張れば『開成』か。
女房と息子、二人三脚(私は蚊帳の外)で三年間、毎週土曜日の三時間が唯一遊びの時間、一家の主が帰宅後、今時はリビングで勉強が主流につきテレビも視られない。
6年に入り、地頭の優れた子達が続々と入塾、偏差値は低迷し特進クラスを落ちる。
毎月テストがあり、弱者は席順が下がる過酷な世界だ。
偏差値は54まで下がり、受験シーズンを迎えた。
まずは、分不相応な難関校にトライ、撃沈。
まぁ当然だよねと、再度難関校にトライ、撃沈。
徐々に悲壮感漂う中、偏差値校を受験、撃沈。
愕然とする中で、4回目に唯一偏差値以下の滑り止め校(自宅に近い)を受験、『これ抑えて、志望校の二次を狙おう!』と女房が送り出す。
今時の受験発表はインターネット、怖くて見れないからと私が息子がいない部屋のPCで確認。
『・・・・・・・・。』
息子の受験番号がない。
女房が崩れ落ち過呼吸、死ぬほど強い女が。
落ち着きを取り戻し息子に話す。
『えっ、嘘でしょ・・・。』
瞳いっぱいの涙が零れないよう、必死で歯をくいしばる息子に、胸が締め付けられた。
日能研でその学校を受験した中で、息子が一番偏差値が高く安全パイと言われたのに、息子以外は全員合格。
このままでは全滅の可能性大、私は急きょ間に合う学校の願書出願に『パシり』。
数日後、苦汁を飲んだ学校へ二次試験、二次は偏差値が上がり、募集定員も一次の1/10と極限のプレッシャーの中でリベンジ。
運命の合格発表日。
受験番号『4555』
その後、それより偏差値の高いいくつかの学校に合格するも、その学校に入学するようだ。
『4555』息子は将来、この番号を暗証番号に使うだろう。

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