(株)トレードピア(東京都中央区、松下祐治社長)は、天然の燕の巣エキスの供給を開始した。知名度があることからすでに健康食品、飲料用途などで引き合いがあるという。
同素材は、古来から中国で医薬食膳とされてきた高級食材のツバメの巣をエキス化したもの。その成分は主に高タンパク質、中性糖、複合糖タンパク(ムチン質)で、同素材では複合糖タンパクを繋ぐシアル酸を規格化している。1%の濃縮原液、3%のエキスフリーズドライ粉末の2タイプを取り扱う。
シアル酸は人の唾液、ミルク、はちみつ等、自然界に多く存在するものだが、定量化が困難だった。近年では、同成分にインフルエンザの抗体性があることが分かり、医薬界では盛んに使用されている。健康食品原料としては、シアル酸を含む複合糖タンパクに保水性があるとされ、香港ではツバメの巣を直接飲む美容ドリンクに人気がある。
「ツバメの巣のよしあしはその形状で決まります。当社ではタイ国最大手のひとつである製造供給元との提携により、難しいとされる良質の天然ツバメの巣の安定供給を実現しています。すでに知名度もあるので天然の美容系素材として、訴求、展開していきたい」と同社では展望を語る。
いわゆるツバメの巣はアマツバメ科の巣のことで、岸壁に開いた洞穴内に集団で営巣する。同社が原料とするツバメの巣は、こういった場所で採取されるもので、天然であり、マンションなどで営巣させた“人工”ものと区別される。なお、同素材の産地はインドネシアが80%、タイ10%、以下マレーシア、ベトナムとなっている。
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