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ピクノジェノールの大規模臨床結果を報告

pikuno ピクノジェノールの有用性について研究を続ける医学博士で日本補完代替医療学会理事長の鈴木信孝氏が16日、都内で最新の研究となる「ピクノジェノールの月経困難症に対する多施設二重盲検臨床試験」の報告を行った。
 産婦人科医でもある同氏が、同素材と出会ったのは約10年前。当時、同素材を含有した試供品等を配る中で「たまたま生理痛にいい、という人が現れ」その秘密を解明すべく小規模な実験から研究をスタートした。今回報告した実験は、対象者が116人の大規模なもので、同氏のこれまでの同素材研究の集大成となった。
 「二度にわたるオープンな臨床試験を経て行った今回の実験ではピクノジェノールが月経困難症に対する鎮痛剤の必要量を有意に減少させることが分かり、同素材が西洋現代医学を補完する機能食品として有用であることが実証された。同時に海外で研究が進む同素材の臨床における安全性も海外同様に国内で得られたといえる」と鈴木氏は、今回の研究による成果の意義を説明した。
 何らかの月経困難症に悩む女性は全女性の80%といわれ、そのうちの半分が日常生活に支障があるというデータがある。それに伴うQOLの低下による経済損失を金額に換算すると年間3800億円に上るという試算もある。
 同素材のメーカーであるホーファーリサーチ社(英国)ビクター・フェラーリ代表は「今回の研究テーマは非常にポピュラーなものであり、反応が大きかった。海外でも様々なメディアで取り上げられ、また試験自体のレベルも非常に高く、今後さらに新しい研究への波及も期待される」と今回の研究成果を高く評価、同素材の今後のさらなる発展に期待を寄せた。
 国内で同素材を取り扱うトレードピアの松下祐治社長は「今回の研究結果で有用性とともに安全性も改めて証明されたと思う。今後は、健康食品やサプリメントだけでなく、飲料など一般食品関連にも幅広く展開できれば」と今後の展望を明かした。

2008年10月16日 17:50