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コロネット / メタボ改善健康指導士認定講座を開設

「続ける技術」の石田淳氏写真 日本ウェルネス推進協議会(東京都港区、寺下謙三会長)がメタボ改善健康指導士「ボディマネジメントコーチ」認定講座を開設した。文部科学省許可(財)日本余暇文化振興会が監修・認定する。第一回講座は、4月19日、20日に事務局のある(株)コロネットのセミナールームで開催される。
 同講座は、4月1日よりスタートする特定健診・特定保健指導を前に、専門家による最新の情報提供と指導により、深い知識と実践力を身につけることを目的に開設された。特定保健指導を行う保健師、管理栄養士、医師、エステシャン、整体師、スポーツインストラクター、健康保険組合、企業の健康管理担当者などを主な対象とする。
 厚生労働省が発表した保健指導要綱によると、特定保健指導には対象者の生活習慣をよい方に変えていく技術が最優先事項として求められている。つまり、これまでの「その場限りのダイエット」ではメタボの技能として不十分であるということ。同講座は、その辺りを踏まえ、メタボ対象者を正しく指導できる内容となっている。
 カリキュラムは、(1)ダイエットの基礎知識(2)正しい食と運動理論(3)行動科学理論(4)脳でやせる理論と実践の4つに分かれる。講師は医学博士の寺下謙三氏、10年間で2万人の食生活アドバイスで得たノウハウを体系化した食ライフデザイン㈱社長で管理栄養士の柏原幸代さん、14万部のベストセラー「続ける技術」著者で行動科学マネジメント研究所所長の石田淳氏、脳でやせるダイエットを実践指導するアイシーエス代表の前田弘子さんが務める。
 「この講座がいわゆるダイエットと根本的に違うのは、続けることをキーワードにしている点です。従来のダイエットは例えば3ヶ月で5㌔減らすとか設定し、目標を達成したら終わり。その後がない。この講座では肥満のメカニズムから栄養学、そして続けるためにはどうすればいいのかを含めレクチャーします。これはそのまま特定保健指導に応用できると思います。保健師や管理栄養士はもちろんですが、企業のメタボ対策の一環としてその従業員に受けていただきたいですし、主婦にも家庭の〝健康管理士〟を目指して受講していただきたい」と(株)コロネット・前田会長は話す。
 同社では、3年で受講生1万人を目指す。7月には通信講座もスタート。秋にはプログラム作成レベルとなる上位講座の開講も予定している。受講料は2日間(12時間)9万8,00円。試験料は10,00円。認定料3万1,500円(いずれも税込価格)。なお、4人の講師が直接講義をするのは、この回のみ。

2008年03月19日 18:40