超党派の国会議員で組織する議員連盟「健康食品問題研究会」の第二回勉強会が21日、参議院議員会館で開かれた。
最初に登壇した慶應義塾大学医学部 眼科学教室の坪田一男教授は、「食品とアンチエイジング医学について」と題して講演。坪田氏は、エビデンスが集積されている「酸化ストレス仮説」と「メタボエイジング仮説」について、研究内容やその過程を解説した。酸化ストレスとは、生体内で活性酸素種の生成と消去システムのバランスが乱れ、活性酸素種が過剰になる状態を指す。 この状態が進行すると、生体を構成している“核酸”、“ タンパク質”、“脂質”等を酸化させ、病気や老化を進行させるという。一方、「メタボエイジング仮説」は、摂取カロリーを65%程度に抑えることにより寿命が長くなるという結果が、マウスやサルにおいて報告されており、生物にとって寿命延長プログラムになるものと考えられているという。
同氏は、「これらふたつの仮説は、食のコントロールが重要になってくる。食事で摂り切れない栄養素はサプリメントで補う必要がある。今後、健康食品の効果的な使い方が、アンチエイジング医学を行っていくうえで非常に大切であり、ぜひ先生方に、日本でアンチエイジング医学を行うためのいい環境を整えていただきたい」と語った。
意見交換の時間では、「サプリメントに関する情報が錯綜しているが、それらを指導するため学問的に体系化されているのか」、「どのように健康食品に関する規制を開放すればよいのか」、「一般の消費者へエビデンスをどのように伝えていくか」、「基本的なサプリメントは、希望者には提供できることを保険で認めてみてはどうか」、「アメリカのやり方が全て正しいわけではないが、日本は戦略的に遅れている」など、活発なディスカッションが行われ、第二回勉強会を閉会した。

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